メイド・イン・ハワイ・フェスティバル (8/17〜19)
毎年8月半ばの金〜日にニールブライスデール・センターで開催されるハワイ物産展。毎年入場料が上がって今年は$6・・・ファーストハワイアンバンクで貰った$1のクーポンを利用すれば$5です。。
妻は値ごろのアクセサリーなどを見つけるのが楽しみのようですが、私の興味は物産ではなく、館内のピカケルームでのライブステージ。プログラムを見ると、今年は初日に優れたミュージシャンが登場するようなので、朝一番に入場です。
最初に登場したのは、ヘンリー・カポノとアレックス・カワカミ(=マノアDNA)。一緒にステージに立つことも多いので、少しの打ち合わせで息の合ったコラボです。ただ、30分ちょっとと短かったのが残念!
次は、毎回出演のメルヴィン・リード。衰えない容色と、ますます磨きのかかった素敵な歌声。ハワイアン、ジャズ、カントリー、ポップスとなんでもござれで、ひばりさんが存命なら是非共演してほしかったですね!。有難いことに、一緒にカメラにも収まってくれました。
彼女が残って伴奏を務めたのが、ジェイ・ラリン。彼も此処の常連の大ベテランで、メルヴィンが退場した後はピアノの弾き語り。「マイウエイ」とか「慕情」のようなメロディがぴったりの端正で豊かなボイスですが、オーソドックス過ぎて面白みに欠けるのが欠点。最後はメルヴィンも再登場して、全員起立して「ハワイ賛歌」を合唱。
次はこれも毎回出演のジェリー・サントス。彼は76年にロバート・バーモントとオロマナというグループを結成してデビューしていますから、もう音楽歴40年を超える大ベテラン。その巧みなスラッキー・ギターと甘く優しいテナー・ボイスもますます磨きがかかって衰えを知りません。今回注目したのは相方のギタリスト。ギターの力量は勿論、バスからファルセットまで巧みな歌唱力はソロで充分やっていけると思いました。
(相方) (サントス)
休憩時間を挟んで、ネイサン・アウェアウ。先週のスラッキーギター・フェストにも登場しましたが、今日は素晴らしい歌とギターを40分たっぷりと聞かせてもらい、大満足です。亡くなったドン・ホーのバックでベースギターを16年もやっていたとかで(いったい何歳からプロになったのか?)、ベースギターの演奏も披露してくれました。
7時からのトリは、私の“お気に入り”のマウナルア。今年はスラッキー・フェストに出なかったので、楽しみにして最後まで粘りました。(朝いちばんから最後までいる観客はわたしだけかもしれません!)
ボビー・モデロウ、カヒ・カオノヒ、リチャード・ギデオンのトリオの特徴は3人揃って歌もギターも抜群ということです。しかもソロの実力だけでなく、3人揃ってのハーモニーもまた素晴らしい。
リーダーのボビーは明るくて親しみやすいキャラで誰からも愛されているようで、音合わせ中にも、客席後方からおじさんなどが「ヘイ、ボビー!」と声をかけながら近寄ってきます。演奏が始まるや、舞台狭しと、モーションたっぷりに動き回る演奏スタイルも特徴です。いやぁ、今年の初日は本当に充実していました!
カヒ・カオノヒ) (ボビー) (リチャード・ギデオン)
ブルーノートのライブ=ウイリーK (8/21)
ニューヨークで一番のジャズクラブの支店(?)がアウトリガー・ワイキキの2階にあります。一流のミュージシャンのライブが楽しめることで人気です。
そこに(私にとってハワイで一番のミュージック・エンタテイナー)ウイリー・Kが出演するというので1カ月ほど前にチケットを購入し、この日を待っていました。
実は年初に彼が癌で入院というニュースが流れました。果たして、今夏のウクレレ・フェスタにも動物園コンサートにも顔を出さず心配していただけに、ブルーノートのステージに登場するとは嬉しい限りです。
さて、当日開演1時間半前に行きましたが、すでに入場が始っており、最前列はもう満席で、やっとこさ中央に近い2列目の席を確保。
卓上には「10ドル以上をオーダーしてください」というペーパーが置いてあります。カクテルが$14以上ですから、カクテル1杯でもいいのですが、折角ですから、ハイネッケン・ボトル(本当に小瓶がポンと置かれました=$7×2)と料理2品(クラブケーキとカルアポーク・サンド)を注文。100人以上がほぼ同時にオーダーしますから、配膳されるまで30分以上を要し、1時間半前に入場しても時間を持て余すことはありません。こういう場所にしては料理の値段はリーゾナブルで、どちらの料理も美味しかったです。
午後7時、万雷の拍手に迎えられて、ウイリーが、ベースギターとドラムの二人を従えて登場。ついていた杖を横に置くや、弾き語りでいきなり歌いだしたのが“これこれ〜、い〜い〜し〜の地蔵さ〜ん♪”なんと美空ひばりの「旅笠道中」。会場はやんやの歓声。・・・此処からはもう“ウイリーK・ワールド”全開です。
爆笑を誘う軽妙なトーク(私にはさっぱり理解できませんが・・・トホホ)を交えながら、ハワイアン、ジャズ、ブルース、ロック、ゴスペル、カンツォーネ、ナポリ民謡とあらゆるジャンルのボーカルを披露し、ダイナミックなウクレレ演奏もまた素晴らしい。なんと2時間20分ぶっ通しの熱演に最後は全員がスタンディング・オベーション。
いやぁ、熱狂の一夜でした
≪ハリケーン騒動≫
〜〜それから数日後、ハリケーンがハワイ島をかすめオアフに向かっており、直撃すれば40年ぶりのこと・・・とかで、オアフ島は大騒ぎ。知事が早手回しに非常事態宣言を発し(日本の自治体とは大違い!)、そうなると、
ワイキキはまだ雨・風はおろか何の異変もありませんが、官公庁はお休み、銀行もクローズ、ビーチ沿いのホテルでは、プールは全てクローズ。名門モアナサーフライダーに至ってはフロントからビーチへの通路もシャット・アウト。カラカウア通りの店のウインドウにはベニヤ板が張られ、4時になると次々とクローズ。わずかにオープンしているレストランには客が殺到し、バーガーキングにも長い行列が出来ていました
〜〜そんなこんなで、楽しみにしていた、8/25〜26のグリーク・フェスティバルも中止となってしまい、
私にはこれが一番のがっかりでした。
カニ・カピラ・グリル
アウトリガー・リーフ・ホテルのプールサイドのレストランでは、毎日“曜日替わり”で6時〜9時に
一流ミュージシャンのライブが開催されています。8/26には「マウナルア」が出演というので、行ってみました。相変わらず楽しいステージですが、メイド・イン・ハワイのときのほうが、出来が良かったかな?。
客席にいた女性がボビーの誘いに応じてフラを踊りだしました。ロイヤルグローブホテルでよく踊っている女性(日本人)です。声をかけると「あら、あのボンダンスのおじさん!・・・」
(フラの女性) (ボビーとの2ショット)
ハワイのホテルは開放的ですが、此処は特にそうで、素通しロビーのソファーに座ると、ショーン・ナアウアオ、ウエルドン・ケカウオハ、カペナ、ホ・オケナ、ブラザー・ノーランドといった一流ミュージシャンのライブが自由に楽しめます。グリーク・フェスティバルが消えた埋め合わせに(?)、足繁く通って夕方1時間ほど楽しみました。
ハッピーアワー巡り
毎年物価が上昇するワイキキでステイするには、それなりの工夫が必要です。今夏は“お値打ち”なハッピーアワーにトライしました。
プリンスホテル/100 SAILS
プリンスホテルの3階にあるレストランでは、14:30〜17:30と20:00〜22:00にハッピーアワー。馬蹄状になった中央のバーカウンターに座ると、料理が殆ど半額、ビールやワイン(特定銘柄)も大幅割引で、クアーズライト生はなんと$2です。(但し通常のテーブル席では、この特典は適用されません、またチップは料理に関しては割引前の値段で計算されます。尚クアーズライトはずっと$2のようです)
我が家は普段の夕食が遅いときもありますので、夜8時からもOKというのが好都合です。なにしろ品数多し、味よし、値段安し!なので、都合3回も行ってしまい、日系(4世?)のイケメンのバーテンとも仲良くなりました。
(カウンター席に座ります)
1回目・・・アペタイザーに「チージー・カルアポーク・ポテトフライ」を選んだら、3人前くらいの大盛りで(↓写真ではそう見えませんが)、
2回目・・・アペタイザーはヤリイカのフライ。身は柔らかく、油が軽めで食べやすく、ボリュームもたっぷり。
(3種ビール飲み比べ) (カラマリフライ)(ワイン)
(具だくさんのピザ)(カニのカリフォルニアロール)
3回目・・・9月に入って、ヒルトンの花火が19:45からになったので、花火を楽しんだ後、そのまま(徒歩7,8分で)プリンスへ直行。金曜日の夜とあってカウンターも満席状態。ライブも入っていましたが、女性シンガーの歌声はなにやら耳障りで、これなら無いほうがマシ(失礼!)
本日のつまみはスパイシー・エダマメ・・・4人前くらいのメガ盛り!、あとは妻のリクエストで、イカスミ・カルボナーラ×2とカリフォルニア・ロール。ビールは“経済路線”のクアーズライト(4杯)で、〆て$48.15。
アペティート・クラフトピザ&ワインバー
クヒオ通りと、カネカポレイ通りの交差点に立つオハナ・ワイキキ・イーストの1階に今年1月にオープン。
15〜18時がハッピーアワー。タオルミーナの姉妹店だそうです。大きなウインドウからクヒオ通りが眺められる店内は開放的な感じ。
(明るい店内) (ヘーゼルナッツ・ビールと赤ワイン)
グラスワインはカリフォルニア産で、白も赤も美味しく、この味で5ドルとは大サービス。妻はヘーゼルナッツ・ビール(これも$5)が気に入ったようです。
料理では、マルゲリータ・ピザが、シンプルですが、ナポリの「ダ・マッテオ」の次と思えるくらい美味しい。生地もモッツアレラもいいんでしょうね。$16が$9になりますからオトクです。(〆て$50.28)
(ひよこ豆のフムズ)(ししとうの網焼き)(ピッツア・マルゲリータ)
ピザをもう一度食べたくて、台風騒動の折、市内を“探索”した後で、2度目のランチへ。スパイシー・ミートボールはスパイスの利いたカレー風味で合格点。このピザは来年もまた食べたい! 2品にビール2杯で、〆て$31.23。
TRファイヤーグリル
ヒルトン・ガーデン・インの1階に16年の12月にオープンした「アメリカン・ビストロ」ですが、最近一日中(11時〜22時)カクンター席に座ると、ハッピーアワー。ビールやカクテルが10種類ほど$5。つまみはタコスなど4種類が$5。つまみの種類が少ないのが難点で、ここは食事をするというより、1杯ひっかけて、ちょっとつまんで帰るバーだと心得ていたほうが適しています。タコスはシュリンプとリブロースの2種類とも意外とボリュームもあって美味しかったです。一人で2種類(=4個)食べたら、(小食の人は)お腹イッパイかもしれません。で、これで〆て$50.93。
(日本語が達者なバーテンダー)(鮮やかな手捌きにうっとり?)
(ワインはカリフォルニア産でグー!)
(タコスは大粒のエビがプリプリ)(牛肉の“なんちゃって”春巻きは$8)
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by the SEA
カカアコ・ウオーターフロント・パークの手前にジョン・ドミノスというお洒落なレストランがあり、此処のサンデーブランチが人気でしたが、数年前日本のウエディング会社が買収し、大幅なリニューアルをして、チャペルもある結婚式場に変わり、1階のダイニングをレストランにしました。それがこの店です。16〜18時半までがバーカウンターでハッピーアワー。「木梨ハワイ」で放映していたのを妻が見て、「まぁ、なんて素敵な処なんでしょう、是非行ってみたい!」と。
アラモアナセンターからタクシーで10分。4時過ぎに到着すると、本日最初の客でした。(しばらくは二人っきり!)
(建物正面)(入ってすぐの2階の結婚式場に通じる階段が素敵です)
(バーカウンター)(L字型の奥の席へ)(ダイヤモンドヘッドが見える眺めは最高)
(カラマリ・フライは、ライムの香りのアリオリソースがポイント)
(キノコとホウレン草のチーズグラタンとクロスティーニ)
(アイリッシュウイスキーをベースのカクテルと、女性向きのラビアンローズ)
(カウアイシュリンプ・アヒージョはオリーブオイルに包まれたプリプリの大エビが美味しい)
これで、$60.31。ちょっぴり贅沢なハッピーアワーでした。
シグナチャー・プライムステーキ&シーフード
アラモアナホテルの最上階=36階にあります。ワイキキの3大ステーキハウスは、ウルフギャング、ルース‘ズ・クリス、そしてこのシグナチャーなんだとか。16:30〜19:00がハッピーアワー。
(入口前のロビー) (店内)
新鮮なマグロと半ペーストのアボカドの組み合わせがグーで、カリカリ&サクサクのクロステーニに乗せると大変美味しい。オイスター・ロックフェラーは炎の演出がシャレているし、味も上等。
(アヒとアボカドのカナッペ)(炎が上がるオイスター・ロックフェラー)
一番人気は、やはりプライムリブ・ステーキで、340Gで$25とお得。ウエイターが「数に限りがありますので、ご希望なら先にオーダーしておいてください」というので、注文しておくと、最後に出してくれました。ところが、「ミディアムレアでね」と頼んでおいたのに、出てきたのは「ウエルダン」。ステーキ専門店なんだから、これはいけません!。付け合わせにオーダーしたトリュフ風味のマッシュポテトはグーでした。
(ちょっと焼きすぎのハッピーアワー・ステーキ)(トリュフ風味のマッシュポテト)
食べたいものを注文したので、アルコールと〆て$91.63と、ハッピーアワーにしては値が張りました。
〜〜てな次第で、来年も様々なハッピーアワーに行ってみましょう!
(完)
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