インターナショナル・マーケットプレイス(IMP)/オープニング記念ライブ

 2年前から全面リニューアルに入っていたIMPが8/25にオープンするという。建設工事が予定通りに進んだためしがない(トランプタワーとリッツカールトンは例外!)ハワイとて、まぁ10月にオープンすればいいほうかも〜〜なんて思っていたら、本当に8/25にオープンの運びとなりました。

今後数十年はその姿を維持するであろう施設のオープンとあっては、そのセレモニーを見ないわけにはいかない!ということで、開始時間9:30分の少し前から2階フロアに陣取りました。

 経営陣のほかに、ホノルル市長や州副知事なども参加し、最後には大砲(おおづつ?)から花弁群が打ち上げられるという華やかな式典でした。

 

       

 建物内を歩いてみます。曲線を大胆に取り入れた超モダンなデザインで、ちょっと怪しげな雰囲気が漂っていた昔の面影は全くありませんが、此処のシンボルの大きなバニヤンツリーが残されており、これが唯一昔を偲ぶよすがとなっています。

           

 中央ステージに戻ると、アラン・アカカ・トリオ(昨年とメンバーチェンジしたようです※)が演奏していました。 演奏終了後 彼に話しかけると気軽に応じてくれました。

※後で(というか日本に来た時に尋ねたら、キアベファミリーのギャリー・アイコーおじさんが引退したようです)

   

 オープン記念スペシャルとして、今日から4日間、昼から夜まで、有名ミュージシャンのライブが開催されるということで、私にとっては“至福の4日間”です。次はカペナ。今日はケリー、カレナク、カペナのトリオですが、いやぁ、何度聞いても楽しいステージです。

      

  そして、ホノカとアジータ。大阪出身のホノカと、日本とイランのハーフのアジータのユニットは、3年前にハードロック・カフェの「若手の為のライブ」で見て、小さいながらパワフルな演奏に将来が楽しみ!と感じたのですが・・・果たしてその後トロイ・フェルナンデスとジョディ・カミサトの指導のもと、プロとして着実に腕を上げ、此処2年は日本でのライブも成功させているようです。3年経って、姿かたちも少女からガールへと変貌していました。(今年、ホノカ=18歳、アジータ15歳)

    

 (現在)     と      (3年前)

 7時になると、タヒチアンダンスとフラが登場。みんな若く、女性はスラリとした美人。昔のIMPのイベントにも登場していましたが、昼間はポリネシア文化センターに出演しているプリガムヤング大学(=モルモン教系)の学生たちのようです。

    

  で、最後に何やら独特の雰囲気(=教祖的な)を漂わせた男性が登場しました。卓越したギターのテクニックと、素晴らし歌唱・・・だれかと思いきや、なんとマカナではありませんか!(・・・私的には、マカナ=ギターとジェイク=ウクレレが、ハワイで最高のミュージシャンなんです!)

彼のパフォーマンスを見るのは3年ぶりですが、もう所謂スラッキー・ギタリストの範疇を超えた、誰も真似できない独自の世界へ行ってしまった・・・という感じです。ライブ終了後思わず彼のもとへ駆け寄ると気軽にツーショットに応じてくれました。

    

  翌26日は、夕方ビーチの散歩から帰りがけ、クヒオ通り側のエントランス広場を通ると、アカカ・トリオが演奏していたのでご挨拶。昨日のやり取りで、ちゃんと私の名前を覚えていてくれました。

  

 夜は女性シンガー・・・大物の雰囲気があって、なかなかの歌唱力ですが、名前は分かりません。

  

27日はグリークフェスティバル(後述)にお出かけ。夜クヒオ通り側に来ると、おばさんトリオ・・・ハワイの“かしまし娘”といった感じですが、軽快で楽しい演奏で気に入りました。

  

(飛び入りの女性のフラは見事でした)

最終日の28日は、太めのトリオ(名前不詳)

    

クヒオ側に来ると、又々アカカ。トリオ。するとそこへ突然、1か月ほど前に動物園コンサート(カペナ)で見かけた、“ハワイのガガ姐さん”が現れたではありませんか!アカカさんの誘いに乗って軽やかに1曲踊ると、ご機嫌で去って行きました。それにしてもマカ不思議な女性です。

    

演奏終了後アカカさんに話しかけると、「日本は何処?」、「東京だよ」、「9月末に東京に行くよ」、「えっ、そうなの!」 ・・・そこへ妙齢の美人が現れたと思ったら、これがアカカ夫人のみちこさん(=日本人です)。彼女が「メールアドレス教えてくれたらスケジュール送ります」・・・で、数日後ちゃんと送ってくれました。

〜〜後日談になりますが・・・9月27日渋谷の「バッキー」という小さなライブハウスで、演奏するというので、行ってみました。ジャズライブハウスは多いですが、ハワイアンのライブハウスがあるのは驚きです。アカカさんは毎年のように来日しているらしく、年配(私も含めて!)の方々が20人ほど集まっていました。その中で、愛称ライオンさんという人はおん歳82歳。元日活宣伝部で、「吉永小百合がヤキトリ屋へ行きたい!というので連れてったら喜んでねぇ・・・」なんて話をしてました。楽器はなんでもやるようで、その場で、ササッと軽やかにピアノを弾いていました。

 アカカさんは“ウクレレ室内楽”とでもいうか、ワイキキの野外では披露しない、繊細なメロディを披露してくれました。

 

グリーク・フェステイバル

 8月27,28は第35回グリーク・フェスティバル。毎年アラモアナビーチパークの奥のマッコイ・パビリオンで開催されますが、今年は初日の土曜日に行きました。

 今年も西海岸の人気バンド、ミソスがステージに登場。パンチの効いたシルヴィアの歌と、バック5人のアンサンブルが素晴らしいですが、特に民族楽器ブズーキの音色が最高です。

突然ステージ前に美人が現れアラビック風の優雅なダンスを披露。しかしギリシャ音楽が流れ出すと踊らずにはいられないギリシャ人たちが今日はどうしたことか、シルビアの呼びかけにもなかなか中央に現れず、短い間数人が踊っただけで、これは意外でした。(後でよく考えてみると・・・大ぜいが踊るのは日曜日なんですね!)

      

 ホールでは若者たちが民族衣装でギリシャダンスを披露。更に奥の中庭近くに行くと、昨年顔を見せず心配だった ソトズ・カッパさんが元気にノンストップの弾き語りをやっていました。彼はこのフェスティバル創設以来(昨年を除いて) 毎年出演しているそうです。今後もずっと頑張ってください!

  

 

ロイヤルグローブホテルのライブ

 ワイキキの老舗(?)ロイヤルグローブホテルのロビーコートでは、毎月曜日の夜(7〜9時)に、平均年齢75歳になろうかという“素人以上・プロ未満”のメンバーでライブをやっています。宿泊客じゃなくても気軽に行って楽しめる“アロハ精神”が嬉しいですね。

ウクレレとスチールギターの名手でバンドマスターだったマット小林さんがこの春に日本に帰ってしまったので、どうなることやらと案じていましたが、8/29に行ってみると、MC&ウクレレの○○さんを中心に元気に楽しくやっていました。

 MCの「フラタイム!」の声とともに、常連のピーターさん、ピンクのウエアのおば(あ)さんなどが踊り、毎夏アルゼンチンからやってくるファミリーの可愛い3姉妹が歌とウクレレを披露。そしてフラのリーダー、キャロライン(日系)おばさんの指導でみんな一緒にフラダンス。

ちょっと“あっち系”な雰囲気のクムフラ・○○さんが優雅にそして時にユーモラスな正統フラで楽しませてくれます。

 フラが合わせにくいテンポの速い曲(例えばハワイアンスーパーマン)になると、MCから「ボン・ダンス!」と声がかかって某氏の登場〜〜こうして終始なごやかでアットホームな雰囲気のうちに2時間が経過していきます。最後は全員が手を取り合って「アロハ・ハワイ」を合唱してお開きとなります。

    

(常連ピーターさんと、某おばさん)  (アルゼンチンの可愛い3姉妹とMC) (キャロラインの指導でフラタイム)

    

(これぞ真打ち!のクムフラ)(ボンダンス!を踊る変なおじさん)

 翌々週の9/12に行ってみると・・・観客席はウクレレを持った女性が10数名陣取っているではありませんか!MCの指導で楽しそうに合奏。しばらくすると、オーストラリアの高校生(?)の集団が宿泊棟から降りてきて先生(?)の指揮のもと3曲ほど演奏。〜〜此処の楽しいライブがクチコミで広がって、参加したいというアマチュアが増えているのでしょうか!

      

                                   (クムフラも張り切って!)  (アルゼンチンと豪州の交歓)

 

スラッキーギター・フェスティバル・in・カイルア

  夏のスラッキーギターのもう一つの祭典が、ワイマナロビーチの「ギャピー・パヒヌイ・ワイマナロ・カニカピラ」でしたが、昨年から開催時期が5月にシフトしてしまい、ガッカリしていたところ、なんと9月4日にカイルアでスラッキーギター・フェスタが開催されることになりました。

 ところが生憎というか、週末にハリケーンが12,13号と相次いで接近するという予報。(幸い二つともオアフ島に接近することはなく、風と少々の雨があった程度で済みましたが・・・)そうなるといろんな行事が早々と中止になり、沖縄フェスティバル(9/3&4)も無くなってしまいました。(ハワイ諸島に住む沖縄出身のおば(あ)ちゃん達は年に一度のこの祭りを楽しみにしているのにねぇ・・・)

〜〜で、9月4日。スラッキー・フェスタはどうなるのか?、何の情報もないので、とにかく57番バスに乗ってカイルアへ。先ずは最近人気上昇中の「モケズ」でブランチ。入口でギターとベースのライブをやっており、テーブルはゆったりとして雰囲気はグッドです。が、肝心の料理は・・・評判のリリコイバターソースのパンケーキもオムレツも「イマイチ」でした。

    

  

お腹もふくれたので、大通りを戻ってロングスの裏手の駐車場に行くと、大きなテントが張られおり、中にはステージと観客席まで用意されています。炎天下のワイキキビーチウオークのフェスタとは雲泥の差です。(尤もハリケーン崩れの余波で結構蒸し暑かったですが・・・)

  

ステージでは、司会者(ハリー・B・ソリア・ジュニア)が登場する前からジョージ・カフモクが演奏を開始。数曲演奏すると、電動車いすに乗ってご機嫌で帰って行きました。その後はベテラが続きます。マイケル・ケアレにはドナルド・カウリア(とクリス・ラウ)が伴奏に付いてます。

    

(ジョージ・カフモク)                (ジョージ・クオ

    

マイケル・ケアレ

    

(ドナルド・カウリア)            (ドワイト・カナエ) 

  常連ポール・トギオカの後は、今日がデビューという15歳のライザ・ルークス。歌も演奏もまだまだこれから?

    

(ポール・トギオカ)            (ライザ・ルークス)

 ボビー・モデロウはサービス精神いっぱいで、本当に楽しいステージです。アカペラでも歌ってくれます。トリオの息もぴったり。ステージを降りても 愛想よくで、「写真OK?」と尋ねると、「一緒に撮ろうよ、お〜い、そこの君、ちょっと撮ってくれる!」といった具合。

      

(ボビー・モデロウ/マウナルア)

 ブレイン・アシンBlayne Asing)は今年「ナ・ホク」の最優秀新人賞を取った今注目の若手らしい。若々しく甘い歌声は今後円熟していくと大きな武器になるか?

    

スティーヴン・イングリス)     (ブレイン・アシン )   (ダニー・カヴァーリョ

  

(イングリス&クリス・ラウ)  (アシン、イアン・オサリバン、カヴァーリョ)

  ウエルドン・ケカウオハの甘くソフトな歌声は素晴らしい。右=ベースギターの髭もじゃ&巨漢のおじさんは、「見た目」実に印象的な存在。

      

(ウエルドン・ケカウオハ=中・右のトリオ)

 スチール・ギターを加えたカルテットのスインギング・ハワイアンズの演奏は軽快で耳に心地よい。入道のような風貌が印象的なリーダーは目立つ存在です。

      

  今回、プロとしては唯一の女性が○○○。(プログラムにはAja Gampleの名前があったが、彼女ではない。) 切れのいい演奏と歌声で、なかなか魅力的。将来有望と見ました。愛想よくツーショットにも収まってくれました。

      

  終盤、いよいよブラザー・ノーランド。大御所登場とあって、ドワイト・カナエ、イングリス、ラウがサッと両横にスタンバイ。そしてウオルター・ケアレがウクレレで伴奏を相努めます。(彼はいつもウクレレで参加するのです!)

ワヒネたちのフラも加わってブラザーはご機嫌です。数年前初めて聞いたときは、ちょっと違和感を覚えた(?)、ブラザー独特の“だみ声”にも今やすっかり嵌ってしまいました。

(ブラザー・ノーランド)

    

      

 皆さんの熱演で時間が押し、まだカワイカ・カヒアポなどが登場するようですが、6時になったので、帰ることにします。

 6時間の長丁場でしたが、一流ミュージシャンの素晴らしい歌と演奏を楽しんでいると、アッという間に時間が経過した感じです。来年もぜひカイルアで開催してもらいたい!

 

ビーチウオークライブ A

 ビーチウオークでは、月2回の日曜日に(5〜6時)有名ミュージシャンのライブがあります。実は7月24日にカペナのライブが予定されていたのですが、熱帯性低気圧の余波の大雨で中止になってしまい、その埋め合わせが9月18日になって実施されました。

 早めに到着して、開演前にケリーとツーショット。今日は一家総出演で、孫がウオーターを運んできたり、そしてケリー夫人がフラを披露してくれました。今年は3回もカペナ一家の音楽を楽しませてもらいました。

      

 

アロハフェスティバル・ブロックパーティ

 ハワイ最大のイベントはアロハフェスティバルで、9月半ばから様々な行事が目白押しとなります。その一環として、9月17日の夕方から、カラカウア大通りを歩行者天国にして「ブロックパーティ」が開催されました。カラカウア大通りをそぞろ歩き出来るのは気持ちがいいですね。  

    

(王族に扮した一行が通ります)

 大通りの両サイドにいろんな食べ物屋が並んで、人気の屋台には長い行列が出来ています。

    

  私の目的は何箇所かで催されるライブ・イベントです。モアナ・サーフライダー・ホテルの前ではトリオのジャズ。歯切れのいいい演奏で、このままずっと聞いていたかったですが・・・

  

 マリオットホテル近くではフラダンス。

    

 最後はワイキキビジネスプラザ前で。

      

 〜〜こうして、この夏も沢山のハワイアン・ミュージシャンの素敵なライブを楽しむことが出来ました。いやぁ、ハワイって本当に素晴らしい!!

                                                                   (完)

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