‘13

(2013・7・18〜9・19)

はじめに

 今年の夏も、やっぱりハワイです。・・・準備は略一年前、ハワイ滞在中にネットで妻のマイレージ予約を手配することからスタート。ホテルは「アイコロより他のところがいいんだけど・・・」という妻の意向で、フェアウエイ・ヴィラに変更。

万事順調と思っていたら、5月になって、ANAから「機内預けの手荷物が一人2個から1個に変更になります!」との通知。「エエッ!」・・・これはえらいこっちゃ!日本食なんぞ持ち込めないなぁ・・・とガックリしていたら、「5月以前に手配されたチケットは従来通りで結構です」との有難い連絡があり、先ずは一安心。4個のスーツケースにせっせと和食材料などを詰め込んで準備を進めたのであります。(しかし、来年からは大変だなあ!・・・)

 

7月18日(木)

 往きは初めてのANA羽田便。なにしろ日付が変わった00:05発ですから、時間に充分な余裕があり(過ぎ)ます。世の中全て良いことばかりではなく、悪いことが併存しています。羽田発で良いところは、ゴールドカードのラウンジ。出国手続きを全て終えた後のロビーにそれはあります。成田だと手続きの前の場所にありますから、あまりゆっくり出来ませせんが、羽田だと出発30分前くらいまで、ゆっくり過ごすことが出来ます。

 で、悪い点はというと・・・出発が真夜中ですから、機内でドリンクサービスが始まるのが早くて01:00過ぎ。この日はあいにくと、気流状態が悪くて、サービスが始まったと思ったら中断・・・そんなこんなでドリンクサービスが我が席に来たのが02:00過ぎ。早く寝酒を飲んで眠りたいと思ってもなかなかそうなりません。お腹が空いてきても、配られた機内食はパン1個とジュース・・・なんのことはない、成田便の夜と朝がひっくり返ったという次第。かくてあまり寝付かれないままホノルルに接近というアナウンスを聞く破目になったのでした・・・。

    

(最初の食事)  (2回目・左=洋食・・・パエリア&サラダ/右=和食・・・焼肉ご飯&茶そば)

 で、2回目の食事を終える頃、ホノルルが近づいてきました。無事到着です。

    

                                           (火力発電所?)          (真珠湾です!)

 入管手続き〜税関と無事パスして、タクシー乗り場へ。30分余りでフェアウエイ・ヴィラに到着。ここで驚いたのがタクシー代の高騰。去年はチップ込みで40ドルしなかったのが、今回は込みで50ドル・・・1年で25%の値上がり!あらためて“日本の常識=世界の非常識”を認識。すなわち今デフレが続いているのは、日本のみで、諸外国はインフレなんですねぇ!

アベノミクスによって、ドル=円相場は80円からアッと言う間に100円近くに円安修正が起きましたが、購買力平価で判断するなら1ドル=80円が妥当なところでしょう。・・・これは個人的な実感を言ってるだけであって、民主党政権の円高を肯定しているわけではありません。(もし今、民主党政権が続いていたら、円高が続いて、大手電機メーカーは倒産の瀬戸際に追い込まれ、大手銀行の大口貸し出しは、不良債権と認定され、金融危機に陥っていたことでしょう。)

で、フェアウエイ・ヴィラに到着です。

    

      

 アラワイ運河に面した29階建てのビル。部屋の中に入ると・・・室内は結構広く、使いやすいフルキッチン。バス・トイレの手前には洗濯機と乾燥機が備え付け、床はフローリング・・・とここまでは文句なし。

しかしラナイへ出てみると・・・下は駐車場でコンクリートの照り返しがきつく、外からは室内が丸見え!・・・7階といっても、6階までは駐車場なので、即ち最下層にある部屋なんです!これまでアイランドコロニーでは、16階以上の部屋に入っていだけに、これにはガッカリ!

 荷ほどきもそこそこにして外出=アラモアナセンター山側のシティ・サテライトへ・・・ワイキキ滞在の第一歩は「シニアバスパス」の購入から始まります。1ケ月=5ドル・・・物価高のハワイですが、これだけは大助かりです。

 夜は、先にワイキキ入りしている友人のS夫妻からご招待をいただき、お邪魔しました。

  

 部屋からの眺めは素晴らしく、ご夫妻の手料理も素晴らしい。ご主人が握ったお寿司に、なんと白菜の漬物まであります!(漬物用のケースまで持参されたようです) Sご夫妻ごちそうさまでした。

 

7月19日(金)

 8時過ぎ、爽やかな目覚め。カーテンを開けると、青空が広がっています。ハワイは日が沈むと気温が下がるので、窓を少し開けておくと風が通り、エアコン無しでも安眠できて、時差ぼけも一気に解消です。

 〜〜と此処まではよかったのですが・・・妻がキッチンの戸棚を開けた途端に「ひゃぁ〜っ!」 何事かと、近寄ってみると・・・小さなゴキブリがゾロゾロ!

叩いてもつぶしても後から後からゴキブリが現れます。“快適なリゾート暮らし”のムードは吹っ飛び、「わしゃ、ゴキブリ退治にハワイに来たんじゃないワイ!」と怒りがこみ上げてきます。

 これではラチが開かないので、管理会社に電話をして、バルサンを焚いてもらうことにします。部屋を閉め切って3時間ほど燻蒸しますので、その間我々はコスコに食料調達へ。

 帰ってきて空気を入れ替え、戸棚を覗いてみると・・・まだゴキブリがチョロチョロと!再び管理会社に連絡。夜9時過ぎ責任者のTさんがやってきて「いやぁ、やっぱりいますねえ!」と言いながら、戸棚の裏側等に「ゴキ・ジェット」(?)を噴射。コロコロと数匹が落っこってきます。「何故か、今年はゴキブリの当たり年なんですよ」と、ゴキ用の毒餌も用意してくれました。

高級ホテルでもばかデカいゴキに遭遇することがあるという話を聞きますが、我々は幸いというか、今までゴキにお目にかかったことはありませんでしたので、いやぁ、参りました。完璧に退治するのは無理なようで、まぁ、ゴキブリが這いまわってもそれで死ぬわけでもないし・・・と腹をくくるしかありません。いやぁ、衝撃的なロングステイのスタートと相成りました。(それにしても、私達より前に住んでいた人はこのゴキブリに何も感じなかったのでしょうか?・・・)

気分を取り直して、夕食を・・・材料はコスコで調達したもの=アスパラとマッシュルームを持参の電気鍋で炒め、アーティチョーク・ハラペーニョ・クリームチーズのディップを添えると、ビールのつまみにグーッ!デザートはブルーベリー&ラズベリー。

 いやはや大騒動の一日でしたが、なんとかワイキキ暮らしがスタートしました。

 

7月20日(土) 

  土曜日といえば、KCCの朝市です。6時半過ぎに早起きして出掛けます。23番バスに加えて、本数の多い2番バスがKCCまで行くようになったので大助かり。

 毎度のことながら、日本人観光客を中心に大賑わいです。

  

  妻は、此処へ来ると、「バジル&モッツアレラチーズのピザ」と「ジンジャークーラー」がお気に入り。青空の下で食べると一段と美味しい!

  

 食べ終えると、ササッと買物をして引き上げます。本日のお買い上げは・・・マウイ・マンゴー(ちょっとお高いが、最高に美味しい!)、マウイ・アボカド(クリーミー!)、アップルバナナ、パパイヤ、トマト、オーガニック・レタス、青ネギ、タマネギ、それにコナアワビ・・・そして蘭の鉢植え⇒今年は2カ月保ってくれるでしょうか? 。更にスイートバジルの鉢。

    

 帰ってきて。コスコとKCCで揃えた食材で朝食を作ります。これで漸くハワイ生活がスタートした感じです。コスコで買ってきたアサイジュースとヨーグルトにフルーツを加えて自家製アサイボウル(?)・・・今回はこれが毎朝の定番になりました。

 食後はコンドの屋上(29階)に行ってみます。プールは8m×4mとちょっと小さめ。これも小振りながらジャグジーもあります。そしてバーベキューコーナー・・・と、設備は充実しています。

    

 そして、素晴らしいのは、360度のパノラマビュー・・・気分爽快です

    

 今日(=7月の第3土曜日)はイベントが目白押し。午前中からこの木なんの木のモアナルアガーデンで、オアフ最大のフラの祭典「プリンス・ロッド・フラ・フェステイバル」が開催ですが、KCCでの食料調達を優先して、断念。インターナショナル・マーケットプレイスでのメルヴィンのライブもパスして、午前中は荷ほどきに専念です。ようやく目処がついた3時半過ぎに後を妻に頼んで、ビーチウオークへ。此処では「スチールギター・フェスティバル」が3〜6時で開催されています。私はこのイベントは初めて気がついたのですが、4時前に行ってみると、「第3回目」となってました。

 スチールギターといえば、その昔(50〜60年代か)、日本でハワイアンが全盛の頃、バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ、大橋節夫とハニー・アイランダース、そしてポス宮崎とコニー・アイランダースなどが人気を誇ったのが思い出されます。(「南国の夜」なんて、よかったですねぇ!) 現在ハワイアンの楽器といえば、ギターやウクレレですが、あの頃はスチールギターが中心だったんですねえ。因みにスチールギターは、ハワイアンの楽器の中で唯一ハワイで生まれた楽器らしいです。・・・1889年にカメハメハスクールの学生だったジョセフ・ケククという人が、誤ってギターの上にスプーンを落っことすと、あの“ビヨ〜〜ン”という音がしたのが切っ掛けで、この楽器が発明されたんだそうです。

 ベテランから西海岸よりやってきた若手まで次々と登場し、心地よいサウンドを披露。

    

(西海岸から来た若手)   (ベテランの演奏はさすが!)   (武蔵丸にそっくりの人)

 最後は5人のジャムセッションがありました。同じスチールギターでこんなに表現が違うのか!と驚きました。

 この企画を仕掛けたのがアラン・アカカ。私はこの時まで知らなかったのですが、彼はハワイスチールギター協会の会長を務めあげ、音楽スクールで若手の指導にも熱心な、スチールギター界の大御所だそうです。

  

(圧巻のジャムセッション)   (アラン・アカカ)

 ご機嫌で帰ってくると、夕食はコナアワビとアスパラ&マッシュルームの鉄板焼きです。

 

7月21日(日)

 今日はカピオラニ公園で、ウクレレ・フェスティバルが開催されます。スタートの10時から行きたかったのですが、連日の早起きはさすがにキツく、ゆっくりと朝食を摂って、着いたのは11時半頃。持参のイスをベンチ席の前の木陰に置くと“アリーナ特等席?”です。高木ブーさんが出演すると話題になっていましたが、近くの人に尋ねてみると、早々の出番で11時前に終わったそうで、これは残念。(やっぱり早く来るべきだった!)、昨日のアラン・アカカが共演したそうです。                                  

 今年で43回目となるフェスティバルは、プロデューサー(兼総合司会)のロイ佐久間の熱意により年々盛大になっています。ダニー・カレイキニの司会で、有名プロを始め、世界中からのプロ&アマ・ミュージシャンが次々と登場。

 日本(京都)からは、常連となった「フラリー・パッド」=前田大輔(ウクレレ)&清水英之(ギター)の二人。テクニックも素晴らしく、ステージマナー&アクションが一段と向上した感じ。大声あげて応援しちゃいました。

他に印象に残ったのは、人気上昇中という「ザ・デユークス・オブ・サーフ」(・・・懐かしの「ビーチ・ボーイズ」を想起させる!・・・)の楽しいステージと、唯一の女性ソロだったブリトニー・パイヴァ。かわいいだけでなく、情熱的な演奏は素晴らしく、流石ナ・ハノ・ホクホク受賞をした若手実力派(今年でまだ23歳?)だけのことはあります。

タイのシントー・ナムチョックは流ちょうな英語で、ステージマナーも垢ぬけており、仏教国タイのイメージとかけ離れていました。又、生まれつき片腕というニック・アコスタ(17歳)は、9歳のときロイ・佐久間の生徒となり、天分に努力を重ねてトッププレイヤーとなったそうで、ロイ佐久間は「人間には限界が無い!ということを身を以って示してくれています」と述べています。まさに感動的なステージでした。弱冠11歳の天才少年ジェームス君は歌も上手で、末恐ろしい!といった感じです。

       

(ダニー・カレイキニ)      (前田&清水)       (ロイ佐久間が指揮する800人の演奏)

       

(オオタ・ジュニア=左)               (オオタさん=右)      (ワイキキ市長=左、と佐久間夫妻=中央)

       

(エイダン・ジェームス11歳=豪)   (ザ・デユークス・オブ・サーフ)      (美人&実力派プレイヤーのブリトニー・パイヴァ)

    

(片腕のプレーヤー・ニック・アコスタ)  (タイのシントー・ナムチョック・グループ)  (韓国の美女軍団)

 3時を過ぎると、観衆が増えてきました。みんな知っています。そう、トリはジェイク・シマブクロ。彼もロイ佐久間の教え子の一人で、世界的大スターとなってもその恩を忘れず、必ずこのステージに立つのです。佐久間氏を讃える感動的なスピーチの後は、まさにジェイク・ワールド。鳥肌が立つとはまさにこのこと、感動的な音楽に酔いしれたのでした。

 ジェイク、来年もよろしお願いします!

  

 後半から会場にやってきた妻もジェイクの演奏に興奮冷めやらぬ様子。コンサート終了の後はバニヤンツリーの下で一休みして、それからビーチを散歩。

    

 クヒオビーチの突堤へ出て、ダイヤモンドヘッドを背に「定点撮影」 (因みに↓右は2007年の写真です)

  

 遊んで帰ったので、夕食は昨日の残り物。でも「アワビの白ワイン蒸し」があれば充分です。デザートは、KCCで買ってきたマウイ・マンゴー。とろりと甘くて絶品です。

  

 

7月22日(月)

 ハワイに来たら、朝の散歩!・・・というわけで、朝食後(数年前は朝飯前に出掛けたもんですが・・・)、アラワイ運河沿いにマジックアイランドまで散策です。

    

 お昼近くになったので、そのままチャイナタウンへ。某情報誌で、「Lee’s」のカスタードパイが美味しいとあったので、行ってみると「売り切れですが、20分後に新しいのが焼き上がります」とのこと。そこで隣の「ゴールデンパレス」で“格安飲茶”を頂くことに。  ちゃんとワゴンサービスがあって、これだけ食べて(税・サ込み)$16.51ですから、確かに格安と言えましょう。

      

 食べ終わって「Lee’s」へ戻り、出来たてアツアツのカスタードパイ(=$12)をゲットしました。直径25cmほどで、箱を手に取るとズシリと重いです。帰って食べると、カスタードの風味豊かで甘さも控えめ。妻は「まぁ、美味しい!」とこの夏一番の“お気に入りスイーツ”となりました。

    

 「夕食はエビが食べたいなあ!」と、マウナケアマーケットへ行くと、ブルークラブ(=日本ではワタリがに)がありました。しかも雌ガニです。エビは何時でもありますが、ブルークラブは時々しか出ていないので、急遽こちらに変更。大きいのを選んで買ったつもりですが、夜になって茹でてみると、あまり身が入ってなく(・・・わが故郷では、こういう蟹を“ビヤタ”と呼んでバカにします)、しかも「蟹の子」も入っていたのは一匹だけで、ガッカリです。やっぱり、エビにすべきだったなぁ・・・。

  

 

7月23日(火)

 今日は一日のんびりと。私は屋上へ出て、プールへ。なにしろ8×4mというミニプール。(で、空いているのが有難い。)まあ、それでも“5掻き”くらいは出来ますから、ゆっくりとクロールで往ったり来たり。動物園のクマ見たいな状態です。 800mほど泳ぐと、次はジャグジーで“♪いい湯だなぁ、ハハ〜〜ン♪” 暖かいお湯につかって青空を眺めていると、極楽、極楽です。

 夕方になると、半日部屋でブログの整理をしていた妻を引っ張り出して、お散歩。アラワイ運河をダイヤモンドヘッド方面に歩き、途中からカラカウア大通りに出てクイーンズサーフビーチまで歩きます。

    

  

(今日もサンセットがきれいです)

(夕食は、牛肉と野菜の鉄板焼き&パパイヤ)

 

7月24日(水)

 今日も気持ちのいい青空が広がってます。カピオラニ公園からクイーンズ・サーフビーチへ出向きます。“魚の餌やり”が目的です。突堤へ出ると、臭いを嗅ぎつけてか、白ハトがやってきます。

  

 パンをちぎって投げ込むと、大型の魚・モイが勢いよくパクつきます。フムフムヌクヌクもやってきました。

  

 次に動物園裏まで移動。此処も多くの魚が見れる穴場ですが、今日は波が強く、余り寄ってきませんでした。

 魚への餌やりを終えると、次は私達自身への“餌やり”(?)というわけで、バスに乗って「オリジナル・パンケーキハウス」へ。 ・・・去年食べ損ねた「ダッチベイビー」をいただこうということなんです。

注文すると、ウエイトレスが「焼き上がるまでに30分ほどかかりますが、いいですか?」と。勿論時間がかかるのは承知の上です。ブロッコリーのオムレツも注文して、コーヒーを飲みながら待っていると、25分くらいでお目当てのパンケーキが目の前に。(ホイップバター、パウダーシュガー、レモンスライスが添えられます。)

ナイフを入れると、幾層にもなった生地から溶けたバターが沁み出てきます。口に入れると、ジュワ〜ッとうまみが広がります。此処にしかない“大人のパンケーキ”で、今回私の一番のお気に入りの食べ物となりました。「食べ応えがあるので、二人でシェアして充分です)

    

                                           (縁が盛りあがったダッチベイビー) (ブロッコリーのオムレツ)

  夕方からは、ホノルル動物園へ。毎夏・恒例の、ロイ佐久間が主宰する「ワイルデストショー」=動物園野外コンサートです。今夜は「ローランド・サンテェス&サルサ・ハワイ」のラテンミュージック。軽快なリズムにあわせ、観衆もウキウキです。

演奏が始まるといきなり、美少女がステージ前で踊り出し、チビちゃんも一緒に。〜〜やがて全員が踊り出しました。こういう観衆のノリはハワイならでしょう。

    

 コンサートが終わった後、ビーチへ向かうと、夕焼けがムーディです。

 夜はあっさりと、湯豆腐です。しめはオジヤに・・・。(電気鍋、重宝してます!)

     

 

7月25日(木)

 今日は夕方になってお出掛け。古巣の同期の一人Tさんは、50代半ばで「これからは、やりたいようにやる!」と宣言して早期退職し、爾来一年の半分近くをハワイで過ごしています。なかなかタイミングが合わなかったのですが、今回同じ時期にワイキキに居ると分かって、彼のコンドへ招待されたという次第。

 さて、1LDKの部屋に入って、ラナイへ出てみると・・・

 ダイヤモンドヘッドからビーチまで一望できる素晴らしい眺めです。この景色を眺めながら飲むシャンパンが最高です。

 前菜のトルコ風温野菜は彼の地へ留学経験のある奥方が作っただけあって本格トルコ風。メインのロブスターのカレーライスもルーが絶品。どんどん食べ、どんどんしゃべっているうちに、あっという間に5時間以上が経過。いやぁ、すっかりお世話になってしまいました。

  

  

(暮れなずむダイヤモンドヘッド)   (闇の向こうには満月が輝いてました)

 

7月26日(金)

 今日は日中はのんびりと・・・といっても午後は屋上のプールで、熊よろしく(小さな)プールをクロールとウォーキングで往ったり来たり。日焼け防止のために、半袖のラッシュガードを着こみ、歩行中は帽子にサングラスといういでたちで、上半身むき出しで長椅子に寝そべっているアメリカ人からは奇異の眼差しを向けられますが気にしない、気にしない!

 水面から顔を出すと、「いやぁ、頑張ってますね」と、日本人男性から声をかけられました。これがKさんとの知り合いの切っ掛け。程なくしてK夫人もやってきて「井戸端会議」が始まりました。しばらくすると、パソコンに向かってのブログ作りに飽いた妻も上がってきて更に話が弾み、近々一緒に奇麗なビーチに行きましょうというようなことになりました。(因みにK夫妻は数日前に此処の(一部屋の)オーナーになったばかりだそうです。)

 夕方はアラワイ運河〜マジックアイランド〜アラモアナビーチパークへ散歩。今日は夕方になって雲が多く、奇麗なサンセットは望めそうにありません。

    

 週末とあって、早い時間から多くのファミリーが集まって、ピクニックを楽しんでいます。これを見て妻は「金曜日の夕方、弁当持って此処へ来るのもいいわね・・・」とつぶやいています。

  

 金曜の夜といえば、ヒルトンの花火。たった5分のショーですが、夫婦のお気に入り。(ところが、先週はゴキ退治にくたびれてそれどころではありませんでした・・・)今夜は、“見逃してならじ!”と、そそくさとコンドに戻ると、ビールとつまみを抱えて屋上へ。(7階の部屋だと見れないのです!)

 爽やかな風に吹かれ、ドーンと上がる花火を見ながらのビールは又格別です。

 

7月27日(土)

 土曜日の朝はKCC・・・在庫払底した野菜やマウイマンゴーなどの買い出しです。

帰ってきて朝食を済ますと、インターナショナル・マーケットプレイスへ。そう、メルヴィン・リード&ティト・ベリノビスのライブです。  おや、メルヴィンさん、今日は高音に伸びが無く、声がかすれ気味。こんなの初めてです。

横に居たM夫人(=旦那は、アマチュア乍ら、このライブの常連で、ウクレレ、マンドリンからハモニカまで駆使して人気者のMさん)が「先週はメルヴィンの70歳の誕生日でね、大勢の有名ミュージシャンが登場して彼女も張り切ったから、お疲れなのかもね」と。・・・そうか、メルヴィンも70歳になったのか!

 エンディングの少し前に失礼して、ビーチウオークへ急ぎます。初日に御馳走になったS夫妻とヤードハウスのハッピーアワーを楽しもうという魂胆です。ところが、席に着くと、ウエイトレスが「土曜日だけハッピーアワーが無いんです!」、「ガァ〜〜ン!」  S夫妻ごめんなさい!日曜日もハッピーアワーはあったので、てっきりオールデイズだと思ってました。リサーチ不足でした。・・・鷹揚なS夫妻の笑顔に救われて、気を取り直し、大いに飲み、食べ、歓談したのでありました。

    

 夕方、夫妻と別れた後、我々は腹ごなしを兼ねて、ハレクラニホテルを抜けてビーチを散策。

    

(ハレクラニの入り口、〜プールサイド〜ビーチ沿いの通路)

  

(アウトリガー・オン・ザ・ビーチ前の突堤もお気に入りのスポットです)

 

7月28日(日)

 今日は一日のんびり・・・というわけで、妻は部屋でお絵かき。スチューデイオの部屋は二人でゆったりともいかないし、貧乏性の私は、「今夜はエビが食べたいなぁ・・・」という訳で、チャイナタウンへお出掛け。(ハワイでは分業制で、貴方=買ってくる人、私=作る人という暗黙のルールなんです)

(「ランプシェードと蘭の花」だそうです)

 夕方は、妻のビーチへのスケッチ散歩に付き合います。大きなバニヤンツリーの下で新婚さんが記念写真を撮っていました。お幸せに!

 今日は奇麗なサンセットを眺めることが出来ました。

    

 夕食のメインは、ガーリックシュリンプ。マウナケアマーケットで売っているエビは新鮮で美味しい(おっと、材料だけでなく、誰かさんの味付けも美味しさの秘訣です)

 デザートは、昨日KCCで買ってきた小玉スイカ。ハワイのスイカは近年品種改良が進んだか、結構甘くなっています。

    

 

7月29日(月)

 この前プールで親しくなったK夫妻とラニカイビーチへ行く約束をしていました。ところが昨夜前の部屋のMさんが「明日は台風がやってくるそうよ。大雨と停電に備えて水と懐中電灯を用意しておいた方がいいみたいよ」と知らせてくれました。

 果たせるかな、朝起きると、外は大雨。昨日までの青空がウソのようです。

 当然ラニカイビーチ行きは中止です。部屋でゴロゴロしててもしようが無いので、「そうだ、来月分のバス券を買わなくちゃぁ。!」と、時折激しく雨の降る中をアラモアナセンターへお出かけ。

せっかくアラモアナまできたんだから・・・と、お昼は「ソゴンドン」へ。昨年夏にマッカリーSCの店を閉めて、どうなるの?と心配していたら、秋にケアモク通り(ウォルマートの前)に再オープンしたのです。以前と較べると随分コンパクトな店になっていました。焼肉は止めて、人気のスンドウフ中心のメニューにしたようです。経営効率から考えてこれは正解でしょう。

当然というか、私達はお値打ちのセットメニュー=「海鮮スンドウフと海鮮チヂミ」を頂くことにします。どのレストランの値段もどんどんアップしてますが、2年前と変わらないのは立派!

格別美味しいというわけではありませんが、胃袋が落ち着く感じです。質量ともに申し分なしで、お腹一杯になります。(下の写真の料理全部で$14.95=税・サ前=ですから、リーゾナブルと言えましょう)

  

(ケアモク通りも雨に煙ってます)   (コンパクト乍ら清潔な店内)

    

(副菜が5品、お代わりもできます!)  (熱々のスンドウフ)          (チヂミ)

 で、台風ですが、南の海上からハワイ島の西沖合を抜け、マウイ島辺りで熱帯性低気圧に衰えたようで、オアフ島には大した影響は及ぼさずに済んだようで、雨も夕方には止んで青空が見え始め、ホッとしました。

 

7月30日(火)

 台風の余波か、朝方は雨が降っていましたが、10時過ぎには青空が戻ってきました。それで私はDFSビルの2階にあるアロハラウンジへ出掛け、新聞3日分のまとめ読み。此処はクレジットカードを提示すれば自由に利用出来ますが、ちょっと分かりにくい場所にあるせいか、人気のJCBプラザより客は少なめで、その分落ち着いた雰囲気がいいのです。  少し前の号だが週刊誌も読めるし、部屋の奥に冷蔵庫があって、ジュースやコーラ等ソフトドリンクがフリーなのも有難い。

 部屋に残った妻は、「ビーフシチューを作るワ」とキッチンに集中・・・。

  

(朝は昨日と同じような雨模様だったのですが、その後は回復)

 夕方すっかり天気も回復したので、アラモアナ・ビーチパークまでお散歩。

  

(母娘の姿が微笑ましい。妻は、「私も孫娘と歩きたいわ・・・」と思ったか?)

(波の向こうを、サンセットクルーズのスター・オブ・ホノルル号が行きます)

    

(まずまずのサンセットでした)

  帰ってきての夕食は、妻が、昼間とじっくり煮込んだビーフシチューと、ポテトサラダ。

  

 

7月31日(水)

 タイムシェアでお世話になったくじら倶楽部のN社長に「チャイナタウンで飲茶でもしませんか?」とお誘いしたところ、 「実は、オフィスがダウンタウンからワイキキに移転したんですよ」と。それで今日は新しいオフィス=昔、ハリウッドプラネットがあったバンク・オブ・ハワイ・ビルの中にあります=を訪ねました。日本の某企業とも提携し、着実にビジネスを発展させているようで、ご同慶の至りです。真新しいオフィスで、新しい社員の方も加わって暫し歓談。

  

 社長がお昼をご馳走してくれるという。「この辺りはまだよく知らないので、何処がいいですか?」・・・で、新しい社員の方も加わって、近くの「タオルミーナ」へご案内。

 最初にパン・・・このパンが美味しいんです。次にミニサラダとミニカップに入ったグリンピースのポタージュ。、メインは5種類のパスタからチョイス。を選択、5人で5種類をチョイスしました(妻は蟹肉のトマトクリームソース、私は小海老と小柱のバジルクリームソース)が、みんな“美味しい、美味しい!”と満足。N社長、御馳走様でした。

    

    

 部屋に戻って、一休みすると、屋上のプールへ。傍らで妻はスケッチに余念がない。泳ぎ〜ウオーキング〜ジャグジーのコースを終えて、長椅子で寝そべっていると、妻が「あなたも一枚ぐらい描いてみたら?」というので、ササァッ〜と(?)と一枚。

(夕食は、昨夜に続いてのビーフシチューと温野菜)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月前半へ続く   旅行記目次へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system