8月16日(金)

 今日からニール・ブライスデール・センターで、「メイド・イン・ハワイ・フェスティバル」が始まります。オールハワイの物産展です。平日の初日ですが、大勢の人で賑わっています。

       

   夫婦のお目当てはマッサージ(指圧式)ですが、いつもの場所に見当たりません。仕方が無いので、ハワイフーズを試食しながら、館内をぐるぐる。いつも万能薬「ノニ」のコーナーで、この元気なお爺さんにご挨拶です

 妻はファッション、雑貨類のチェックに出掛け、私は今日のお目当て==ピカケルームのライブコンサート会場へ。

トップバッターはご贔屓のメルヴィン・リードおばさん。開演前からステージ脇に座って余裕の表情。ディレクター(?)のご主人に専属のミキサーも控えています。つかつかと近づいて「いつも楽しいライブを有難うございます」と挨拶すると、ニッコリ。やがてステージが始まり、ハワイアンからカントリー、そしてジャズと豊かな歌唱力、そしてユーモアたっぷりのトークで、インタマと同じように楽しいステージです。それにしても、今日は此処で、明日またインタマで3時間のライブですから、70歳にして身体も喉も実にタフであります!

   

 1時間のライブの後、1時間の休憩を挟んで、次のライブというプログラムなので、ステージが終わると、暫く館内を

廻って再びライブ会場に戻ると、次はジェリー・サントス。彼は76年に「オロマナ」というデュオでデビューというから、もう37年間も第一線で活躍している大御所的存在。10日のワイマナロ・カニカピラにも出演していましたが、立ち振る舞いからも誠実な人柄がにじみ出ている感じで、ステージも真面目そのもの。ギタ−が紡ぎ出す清冽なメロディー、そしてソフトで甘い歌声は、多分デビュー当時から変わっていないと想像されます。優雅なフラも交え、心豊かになるスタージでした。

   

 妻と落ち合って、お昼はビーフシチューとマックサラダのランチボックスです。

 食事が終わると、妻はブログ友達のNさんの娘さん夫婦が出店している(=「パラダイスキャンディ」)別棟のアリーナへ向かい、私は再びライブ会場へ。・・・3人目はマーク・ヤマナカ。かなり太めのお兄さんがステージに登場。私にとっては初めてお目にかかる歌手です。歌い出すと、もうビックリ・・・澄みきった高音が朗々と、まるで天まで届くかのように伸びていきます。“ファルセット”というのでしょうか(=裏声の一種)、ハワイアンの歌唱でよくありますが、いやそれにしてもこの人のファルセットはなんとも見事であります。

2010年に出したデビュー・アルバム「レイ・プア・ケニケニ」で、翌年のナ・ホク・ハノハノ賞「=ハワイのグラミー賞」において、新人賞に加え、最優秀アルバム、最優秀男性ボーカリスト、最優秀楽曲の4冠に輝いたという、今最も注目されている若手ミュージシャンという評価を納得しました。いや、音楽の土壌豊かなハワイでは、次々と素晴らしいミュージシャンが誕生するのです。

演奏後、CD即売コーナーにいたので、「貴方のボイスはアメイジングだ!」と声をかけると、「Oh,Thank You」と、ニッコリ笑って、太い手を差しだしてガッチリと握手。

   

 Nさんや娘さんと1年ぶりに再会し、おしゃべりを済ませた妻は、「もう帰るわ」というので、私一人残って次のステージを待ちます。4人目はカウマカイワ。(フルネームはカウマカイワ・ロパカ・カナカオレ)。風貌、仕ぐさ、コスチュームや声のトーンから、男性だか女性だか最後まで分かりませんでしたが、実は男性です。

大昔ハワイに文字が無かった頃、神話・伝説・歴史などを子孫に承継する手段として、「チャント」と呼ばれる詠唱が受け継がれてきたそうですが、彼はそのチャントを真っ正面から格好よく歌いこなすことで有名だそうで、此処でも抑揚の無いトーンで朗々と歌い上げていました。まさに豊饒の声です。尤もおしゃべりが(ユーモアに富んでいるのですが)過ぎたキライがあり、折角これだけの豊かな声と表現力を持っているのだから、もっと歌中心にしてもらえたら感動のステージになったのにと、ちょっと残念でした。

〜〜とまあ、物産展そっちのけで、実力派歌手4人の素晴らしいステージを堪能して、大満足の一日でありました。

 

8月17日(土)

 「ハワイの歩き方」のインタビューが終わった時に、取材のKさんに「もっと音楽関係の情報を載せて下さい」と注文したら、「毎週土曜日のお昼にハードロックカフェで若手のライブをやっていて、今週末はウクレレの少女が出ますよ。」と教えてくれました。折角ですから行ってみます。(出演者はプロ未満の奏者ですから、チャージは無料ですが、勿論カフェなので、何かはオーダーしなければいけません。)

       

 12時過ぎにキュートなデュオが登場。ほのか)とアジータ(=高1と中2)のコンビです。これが最初の大きなステージということで、仕ぐさには初々しさが感じられますが、いざ演奏が始まると、これがスゴイ!。・・・ウクレレはジェイク・シマブクロが革命児で、彼がそれまでの穏やかでロマンチックな奏法(=例えばオオタさん)を一変し、ウクレレの楽器としての可能性を無限に広げたダイナミックでドラマチックな演奏となるのですが、彼女たちもまさに“未来のレディ・ジェイク”といった趣きの、スピーディでダイナミックな演奏で、しかもレベルが高いのに驚かされます。(ステージ終了後、やはり来ていた「歩き方」のKさんに3人でのショットを撮ってもらいました)

       

 このステージの常連、ブルース・シマブクロ(ジェイクの弟)の愛弟子で、天才少年(今年13歳)のRIO君が応援に駆けつけていましたので、パチリ。彼の大成を期待してます。

 帰ってきて昼食を済ますと、もう一度ニール・ブライスデールへ出掛けます。実は昨日帰りがけ、ふとエレベーター脇を見ると、2階でマッサージをやっているという張り紙が目にとまりました。 それで再挑戦という次第。ワイキキでもマッサージ・スポットは数多くありますが、所謂ロミロミマッサージというもので、指圧系に慣れた夫婦には物足りない。我々はこのフェスティバルの特設マッサージがお気に入りなのです。2階の奥の部屋に5つ程のベッドが並べられて、傍らでは3人ほどの客(?)が待機中。20分ほど待って漸く我々の番。 料金は1分=1ドルなので、「1時間ほど揉んで欲しい」と言うと、「後の客もあるので、30分でお願いします」と。已むを得ません。痒いところ・・・じゃなかった、痛いところに手が届くような“揉み&押し”に至福の30分ではありました。毎週フェスティバルがあればいいのに・・・!と思ってしまいます

 

8月18日(日)

 今日は夏の“ワイキキ・ライブコンサート”の最後を飾る(!)、第31回スラッキーギター・フェスティバルです。7月のウクレレ・フェスティバルの反省を基に、“今日は最初から最後まで(=12時〜18時)見届けよう!”と、席確保の為、開演1時間前の11時にはステージ前中央のベンチに陣取ります。(飲み物とオニオギリ&おやつ、そして待ち時間用の文庫本を持参です!)

 司会は昨年と同じくハリー・B・ソリア・ジュニア(「テリトリアル・エアウェイブ」というハワイアン音楽の歴史を紹介する番組を30年以上やっている人らしい)の軽妙な司会で始まります。

 トップバッターは独特のダブルネックのギターを抱えたジョージ・クオ(George Kuo)がクラシックな奏法、続いてドワイト・カナエ(Dwight Kanae)は軽妙な弾き語りで、この二人はやや大人しいというか、印象に残りにくい、静かな演奏です。

   

 次はグレン・スミス&ホオケナ(Glen Smith/Ho’okena)のトリオ。素晴らしいハーモニーで、中央のグレンは“小肥りおじ さん”といった風貌ですが、そのボイスは素晴らしい。

  

 次は、ダヴィッド・カヒアポ(David Kahiapo)・・・ちょっとオッカナそうな風貌と裏腹のソフトな歌声が素晴らしい。

 そして、ダニー・カヴァーリョ(Danny Carvalho)。精悍な風貌の22歳の若手ギタリスト。“ヤングライオン”と呼ばれるに相応しい見事なテクニックです。(尤も歌はイマイチでした)。珍しいことに、チェロ(=↓下の写真・トリオの右手)と共演も披露。

  

 次はパリ・カアイフエ(Pali Kaaihue)。ロック少年だった彼は、ギター。ベース、ドラム、キーボードとマルチにこなしていたが、ギャピー・パヒヌイを聴いてハワイアンに触発されたという。音楽活動の一方、ラバネットというハワイ固有では一番大きなIT企業を経営するというまさにマルチ人間であるという。此処でもその多才ぶりを発揮して、先ずはウクレレを三味線風につま弾いて「サクラサクラ」を演奏して観衆を驚かし、続く2曲もジャパネスクな演奏でありました。

(左がカアイフエ)

 続いてスティーヴン・イングリス(stephen Inglis)。結構人気が高いそうですが、演奏はともかく、歌は印象が弱かったです。

此処までで3時間が経過し、いよいよ私のお待ちかね、L・Tスムーズが登場。その風貌から“サモアの怪人”と呼ばれますが、彼が紡ぎ出すメロディは、限りなく優しく愛おしくそして美しい。

それは過去の厳しい人生を乗り越えたからこそ生み出されたものかもしれない。・・・サモアとマオリの血をひき、ニュージーランドで生まれ育った彼は、10代の頃は酒とドラッグに溺れ盗みを繰り返すワルの生活を続けていたが、それが音楽と出合って、自分を変えることができたのだそうです。今は愛妻と二人の子供に恵まれて充実したミュージシャン人生を歩んでおり、“Music + lovelife”が彼のモットーだという。

今日も他のプレイヤーとは趣の違った演奏を披露した後、3曲目は「ダニーボーイ」。昨年もこの曲を弾き語りしていたから、彼の好みの曲なんだろう。元々ハスキーボイスだが、今日は喉の調子が悪かったか,かなりカスレ気味で、ちょっと残念。

 次はボビー・モデロウ&マウナルア(Bobby moderow/Maunalua)。トリオのダイナミックな演奏が素晴らしい。皆歌が上手で、特にボビーのファルセットが印象的です。

 続いてウォルター・ケアレ(Walter Keale)。今日はウクレレを弾きながらソフトな声でOver the Rainbowを披露しました。

4時を過ぎました。次はワシントンD.C.から来たポール・トギオカとアロハボーイズ(Paul Togioka &Aloha Boys  トギオカさんは日系の方でしょう。軽快なバンジョーでリードして楽しいステージでした。

 そしてヒークア(Hi’ikua)。ギャピー・パヒヌイ・カニカピラにも毎回登場して、私もこのトリオの名前はしっかりと覚えています。(因みにヒークアとは、肩車のことだそうです)日本人にはあまりなじみがありませんが、演奏も歌も実に見事な実力派です。右の彼(カレフア・クルグ)は坊主頭の顔面に刺青があって、ちょっと強面ですが、甘いボイスで、ファルセットが素晴らしい。アンコールに応えて「ライダース・イン・ザ・スカイ」を華麗なテクニックで披露しました。

  

 次はブラザー・ノーランド(Brother Norland)。ハワイ音楽界の大御所のひとりであるノーランドはジャワイアン(=ジャマイカン×ハワイアン)というジャンルを作りだしたことで有名で、79年にソロ・デビューして以来息の長い活動を続けている。今日は、ドワイト・カナエ(ギター)/ウォルター・ケアレ(ウクレレ)/クリス・ラウ(ベース)という3人を加えた豪華なカルテットです。枯れた味わいがなんとも言えません!

  

 そして本日のトリはデニス・カマカヒ(Dennis Kamakahi)。彼も70年代からサンズ・オブ・ハワイのメンバーとして活躍し、名曲の「コケエ」や「ワヒネ・イリケア」の作曲家としても有名。今日はお気に入りのコスチュームで、12弦ギターとハモニカを駆使して、トリに相応しい熱演でした。

  

〜〜という訳で、14組の出演者による、タップリ6時間のコンサートが終わりました。ハワイの音楽界を代表するトップアーティストが集まったコンサートを爽やかな風が渡る緑陰で堪能できるなんて(しかも無料です!)、なんと贅沢なことでしょう。主催者やスポンサーにも感謝、感謝です。

 帰りがけ振り向くと、奇麗な虹が出ていました。

    

 帰ってきて屋上に上がると、まずまずのサンセットで、茜色に染まるダイヤモンドヘッドの上空には満月が出ています。

 

8月19日(月)

 今日は、午前中はコスコへ買い出し。買物が終わると、外のテーブルでホットドッグを食べるのが決まりごとです。大きなビーフソーセージが入ったホットドッグにドリンク飲み放題で$1.50(税前)という驚くべき安さで、しかもかなり昔から値段が変わっていないところがスゴイ!(尤も今年からドリンクがコカコーラからペプシに変わりました。きっとペプシが猛烈な安値攻勢をかけたんでしょうねぇ。個人的には、ペプシは、ピリリとした「シュワーッ感」がイマイチで、コカコーラのほうがよかったんですが・・・)

 帰ってくると、私はプールでひと泳ぎして、その後はアロハラウンジへ。

 妻は「焼そばが食べたい!」と、ドンキーで材料を調達。で、夜はヤキソバです。

 

8月20日(火)

 夕方、先日素晴らしいコンドにご招待頂いたT夫妻を招いてバーベキュー。ワイン通のT氏にワインを持参してもらいます。夫人がワインの瓶を抱えていたら、ちょうどそこへ見廻りのガードマンがやってきて「屋上はガラス類禁止!壊れて住民がケガしたら大変だからネ!」とイエローカード。

 時折瓶を持参している人を見かけましたが、彼の言うことはもっともなので、素直に頷いて、急遽部屋にとって返し、ミネラルウオーターの空きペットボトルに移し替え。・・・しかしなんですなぁ、やっぱり雰囲気は大事なんで、折角の高級ワインも大きなペットボトルから紙コップに注ぐと、なんだか味が落ちたような感じが・・・。

 我々の隣で、大勢の外人(!)が賑やかにやっていました。そのうちの2,3人が「どれどれ?」とやってきたので、妻の手料理(茄子の煮びたし等)を差し出すと、“デリーシャス!”と言って、次は彼らのカナッペを持参・・・こうして2組が合流して大賑わいとなりました。

 やがて月が上がり、花火が上がり、益々盛りあがります。

  

 そしてダンスタイム

  

 ついに出ました、阿波踊り!みんなノリノリです。特にこの↓スッチーは超愉快な女性でした。

    

 〜〜という訳で、狂乱の一夜が過ぎてい行きました。

 

8月21日(水)

 今日はのんびりと・・・プールで泳いだ後は日陰で読書。夕方はアラモアナビーチパークまで散歩。

  

 アラワイ運河では排水管の付け替えらしき工事をやっています。・・・もう何年前になるでしょうか、排水管が壊れて汚水が運河からヨットハーバー、そして海まで溢れだしてワイキキビーチ一帯が汚染された、悲惨な大事故を思い出してしまいました。新しい排水管が丈夫で長持ちしてくれることを切に祈りました。

  

 ダイヤモンドヘッド方面は雲ひとつありません。正面の海には見慣れぬ観光船が!・・・。

    

 サンセットの時間が近づいています。でも西側には少し雲が多いようです。

    

 なんとか海に沈むのを見ることが出来ました。新婚さん、お幸せに!。

 

8月22日(木)

 今日は、ココクレーター植物園へ向かいます(「昨年初めて行って気に行った場所です)。 やはり、ちょっと時期が遅かったようで、プルメリアやハイビスカスは盛りを過ぎていました。8月初めくらい迄に来た方がいいようです。(注:昨年は8月8日に来てました!)

  

(ゴルフコースと住宅地の間の緩やかな坂道を上って右折すると到着。)

    

(入り口近くのプルメリアは花が落ちています。でもブーゲンビリアは元気です)

    

(少し奥へ行くと、プルメリアがまぁまぁ咲いていました)

      

(植物園のもう一つの見どころがサボテン・エリア、此処で軽食タイムです)

    

(↑↓目を凝らすと、面白い植物や花が沢山あって飽きません)

      

  

(去年満開だった桜のような花も散り際で、木の下はピンク色に染まっていました)

  

(孤高のヤシの木?)       (ソーセージが鈴なりです。)

(上空にはカイトが気持ちよさそうに泳いでいます)

  

(たわわに実った、カボチャとメロンの合いの子のような果実はTransvaal Gardeniaといって、アフリカ南部原産のコーヒーの仲間だそうです。)

 〜〜と、じっくり広い園内を廻って、最後のプルメリア苑に来ると、此処は若い木が多いせいか、結構沢山の花が咲いていました。ピンク、オレンジ、黄色、白と色とりどりで鮮やかです。

    

    

 此処はバスで来ると、“行きはよいよい、帰りは怖い”です。昨年長時間待たされて懲りたので、今回はバスの時刻表をよく調べて、帰りのバス停に来ましたが、やっぱり40分以上待たされました。なにせバス停には日陰が無いから大変なんデス!。帰りのバスは、ワイキキ〜カイルア〜ワイマナロ〜シーライフパーク(此処で57番⇒23番と表示変更して)・・・と、長距離をぐるっと回ってきますから、どうも時刻表通りにはいかないようです。

 帰りは途中下車して、カハラモールへ。ホールフーズに入ると、妻はビールコーナーを丹念に見ています。先日S夫妻とヤードハウスへ行ってビールの飲み比べをしていた時に、Sさんから「・・・ところで、チョコレートビールなんてのがあるんですよ!」という話があって、“是非自分も飲んでみたい!”と、これまでウォルマート、フードランドやABCなど様々な店でチェックするも、見つけられなかったのですが、「アッ、あったわよ!」・・・YOUNG’S  DOUBLE CHOCOLATEというのがその銘柄です。500ml缶6本=15ドルと結構なお値段ですが、早速お買い上げです。

 夜は屋上のバーベキューグリルで焼いたステーキ。そして、勿論チョコレートビール。で、お味は?〜〜なるほど、確かにチョコレートの風味です。想像していたよりまともな「ビール」ではありますが、美味しいか?と問われれば、まぁ、話のネタということで・・・。

  

8月23日(金)

 今日は休養日・・・ということは、アロハラウンジ〜プール〜読書というコースです。

 夕方になってお出かけです。〜〜かれこれひと月前の金曜日(7/26)の夕方。アラモアナビーチパークへ行った時に、大勢のファミリーが食べ物を広げて楽しそうに談笑しているのを見て、「ねぇ、私達も、夕方に弁当を持って来ましょうよ!」と言っていたのを、やっと実現・・・と言う訳です。

 クヒオ通りのワイキキマーケットプレイスの一角に「KOKORO亭」という弁当屋があって、日本の「ほっかほっか亭」と同じような、例えば鮭弁当のような和風弁当を作ってくれます(6〜8ドルと値段もリーゾナブル)。此処で夫々好みの弁当を購入して、いざビーチパークへ。

 ヨットハーバー近くの岸壁に行くと、ヨットが次々と帰ってきます。ヨットレースがあったようです。西側のビーチへ廻ると、今日のサンセットは奇麗でした。

    

 夕日が海に沈むのを見届けると、再びダイヤモンドヘッドやヨットハーバー等が見渡せる東側に戻って、次第に夕闇が迫る中を岸壁の芝生の上にシートや椅子をセットします。近くには何組ものグループが同じように(というか、こちらが真似をしてるわけですが・・・)車座で楽しそうにやっています。

    

 街灯の明かりの下で、弁当などを広げます。こういう場所だと、何を食べても美味しい!

   

 辺りがすっかり暗くなった7:45、ヒルトンの花火が始まりました。いつもはコンドの屋上から眺めていますが、此処だと、光が水面に映えて、一層鮮やかです。東京のどこかの河原で見ているような雰囲気です。

       

 〜〜と、フライデーナイトのピクニック(?)は大満足なのでありました。

 

8月24日(土)

 土曜日の朝はKCCへ買い出しです。(マウイマンゴー、根付きレタス、アボカド、鮑・・・これらがKCCでの調達食料です)

11時からはメルヴィンおばさんのライブです。今日はゲストが豪華。アン・マコーミックは、(大)昔、ラスベガスのショーのスターだったそうで、ステージに上がると、華やかな立振る舞いと歌はその昔を彷彿とさせ、とても81歳とは思えません。メルヴィンと掛け合いの“ハロー・ドーリー”は見事でした。

  

 次ぎに、このライブに初めて登場した男性カルテットは見事なハーモニーで、ハートウォーミングな楽しいステージです。日本で言うならボニー・ジャックスといったところでしょうか?・・・普段は何処かのホテルで歌っているようですが、こういったプロも登場するところが、メルヴィンの実力のうちといったところでしょう。

 帰ってきてプールで泳いでいたら、K夫妻がやってきて話が弾み、夕方4人で一緒にクイーンズサーフビーチへ“魚の餌やり”に出掛けます。飛沫があがっているのは、大型の魚・モイが食いついて起こす白波です。

 帰り道、クヒオビーチに差し掛かると、丁度フラショーが始まったので、久し振りに30分ほど見物。週4回も開催する無料ショーにしては、フラも歌&演奏も結構レベルは高く、ホノルル市は頑張っていると言えるのですが、スピーカーが悪くて音楽が台無しです。財政難の中とはいえ、スピーカーくらい買いかえればいいのに・・・勿体ない!と思いました。

    

 ふと、ビーチを見やると、奇麗なサンセットでした。

    

 夕食は、鮑の白ワイン蒸しと、出番の多い湯豆腐です。

 

8月25日(日)

 妻の「マカプーへ行きましょう」という一声で、お出かけ。マカプー岬も夫婦のお気に入りのスポットの一つで、毎年のように訪れています。ワイキキから23番に乗って、終点のシーライフ・パーークで降車。マカプー公園にはトイレが無いのでいつも此処で利用させてもらってます。ついでに近くの休憩所から見えるアシカくんにもご挨拶。

  

 バスで走ってきた72号線をテクテクと歩いて引き返します。(妻)「いつも、バスを降りて歩いているのは私達だけだわねぇ!・・・」  でも、途中の眺めもいいんです!

    

                         (パーク内の教会)      (空にはカイトが悠々と)   (海の近くにはヘイアウが)

    

 入口を入って、しばらく上っていくと、右手には「ペレの椅子」が見えてきます。私達には“森の熊さん”に見えるのですが・・・

      

 月下美人(いつも咲いた後の花の残骸を見るのみ!)の茂みの傍を通り、灯台を見降ろしたりして、歩くこと40分・・・岬の先が見えてきました。

    

 展望台からの眺めは最高!カイルア方面にかけて今日は雲が多いのが残念。右手にはアベック島・・・ラビットアイランド(=正式にはマナナ島)とタートルアイランド・・・そう言われればウサギとカメに見えなくもありませんね。 更に右を見ると、灯台の先の海の群青色が鮮やかです。

 〜〜と。今回も満足のマカプー・トレイルでした。

      

 夕食はお手軽に・・・丸亀うどんで、てんぷらをテイクアウトして、“天丼”です!

  

8月26日(月)

 今日は“一休”の日。朝寝してブランチにと、オリジナルパンケーキハウスへ向かいます。狙いは勿論”ダッチ・ベイビー”。今日は35分待ってやっと登場でした。待っても食べたい逸品です。尤も、野菜オムレツはチーズが入ってなくてNG。

  

 食事の後は別行動で、妻はアラモアナセンターでぶらぶら。私はチャイナタウンで不足品の調達を済ませて戻ると、プールでひと泳ぎ。その後はいつものアロハラウンジ(=新聞まとめ読み)です。

 夕食は居酒屋メニューで、生ハム&アボカドに、湯豆腐。

8月27日(火)

 折角近くにあるんだから、一度は行って見ようということで、K夫妻と共に「マキティー」へ。いや、もうマキティーとは呼べないようです。・・・やはり、マキノ茶屋とキティちゃんはミスマッチだったか、入口にキテイーちゃんのキャラクターは無くなって、大きな海老が柱にしがみついています。

 日本人向けの「Light House」という月刊誌に今月限定の特別クーポンが付いていたので、持参して特典を利用=5ドル割引の他に活アワビ、ウニ等の豪華5点盛り寿司までセットなんです。品数だけは豊富ですが、その中で、揚げたての海老天をおでんの出汁天つゆ代わりにて食べると美味しいし、私的にはピリ辛のクラム(貝)もグー。とかく評判の悪いブッフェ店ですが、たった15ドル(税サ込み)で、これだけ食べることが出来れば、まぁ、滞在中1回位はよろしいんじゃないですか?!(此処で写真を撮るのはちょっと憚られて、写真はありません。)

 お腹いっぱいになったので、少しお散歩という訳で、K夫妻をアロハタワーまでご案内。豪華観光船・スター・オブ・ホノルル号の直ぐ傍で、岸壁から千切ったパンを落とすと。カラフルな小魚がいっぱい寄ってきます。

    

 餌やりに飽きると、肝心のアロハタワーへ上がります。天気も良く、最上階展望台からの眺めも最高です。

    

 タワーを降りて、ショッピングセンターへ。一段と閑散としています。情報によると、某大学の学生寮になることが決定し、全ての店舗がクローズへ・・・(有名レストランのチャイズも、ジェイクのさよならコンサートで6月末だかにフィナーレ・・・)となっていましたが、2,3のショップの他に、老舗のゴードン・ピアジェとフーターズ(=共にパブ・レストラン)は頑張っていました。

  

 

8月28日(水)

 朝起きて、外を見ると、マノアの山に雲が殆どありません。(夏場にこういう日は珍しいのです)

 今日は天気が良さそうだというので、バスを活用して「サークル・アイランド」です。バスルートが再三変更になったようなので、「モーハワイ・com」でザ・バスの権威・白髪じじいさんからの情報を確かめ、時計回りの52番でハレイワへ。

 バスを降りると、先ずは月下美人の生け垣に囲まれたリリウオカラニ教会へ。プロテスタントの教会として1832年に創建されましたが、近くに女王の夏の別荘があり、彼女がよく通ったということで、1975年に彼女の名前が冠されたようです。何度来ても正面扉は閉まっていますが、日曜日にくればいいのでしょうか?

    

 ハレイワの通りをぶらぶら・・・マツモトシェイブアイスは相変わらず行列が出来ています。この食堂も!

    

    

                                                            (サーフボードもアートだぁ!)

 ハレイワの昼食は、何時も「クアアイナ」のアボカドバーガーです。重ねると、カブリつくのに一苦労です。でも、美味しい!

    

 食事を終えると、今度は55番に乗って、ラニアケアビーチのカメさんにご挨拶に向かいます。ビーチに出ると波打ち際に大勢の人がいます。近寄ってみると、浅瀬に何匹ものカメが泳いでいますが、なかなか上陸しません。

    

 今日はダメかなと、帰ろうとしたら、一匹が砂浜に上がってきました。これで来た甲斐があったというもんです。

  

 次は、クアロアビーチパークです。チャイナマンズハットと、反対側の山並みが気にいっています。

      

 道路沿いの牧場では、牛がのんびり草を食んでいます。おや、牛の背中にシラサギが止まっています。

  

 今回は順調に55番に乗ってワイキキまで帰って参りました。夕食は「えぞ菊」です。学生街・早稲田発祥というだけあって味はそこそこ乍ら、ボリュームは満点。もう一ついいところは、此処はアルコールを置いてありませんから、缶ビールを持ち込んでもOKなんです。妻が「いちおう断ったら」というので、カウンター越しにスーパードライを見せて「いいですか?」と尋ねたら、「ええ、どうぞ」と言って、コップまで持ってきてくれました。こういう気配りってうれしいですね。で、餃子にビールってやっぱり合いますねぇ!

    

 

8月29日(木)

 今日は休養日。午前中、私はウォルマート、妻はK夫妻とコスコへと夫々何やらを買物に。午後は例によってプールで泳いだ後は、アロハラウンジです。

 

8月30日(金)

 明日からは「レイバーディ」の3連休ということで、ワイケレアウトレットでは、今日から4日間大バーゲンがスタートです。「バーゲン」の文字に弱い夫婦は早速ワイケレへ。(これもバスで行けるんです・・・先ず2番か13番でホテル/アラケアで降りて右折し、アラケア通りのバス停からエクスプレスEに乗ると、ハイウエイを飛ばして30分でヒアポというバス停に到着。此処から歩いても15分で着きますが、年寄りの我々は20分ほど待って233番バスでワイケレへ)

  

(平日だというのに、駐車場は車でイッパイ!・・・でも通りに人影はありません!)

 “集合時間”を決めると、妻は元気よく買物に出かけますが、私はトイレ横のイスに座ってひたすら読書です。・・・で、集合時間に妻が帰ってくると、昼食は行きつけ(?)の「邦雄寿司」。お目当てのサービスランチは金〜日はお休みというので、幕の内を注文。(18〜19ドル=税サ前)  これがボリュームたっぷりで完食するのに一苦労するほどでした。

  

 エネルギー補給した妻は、再び元気よくショッピングゾーンへ・・・。で、ワイケレを出たのが4:40でありました。

 私は日中殆ど動いてないので、帰って来てから、たそがれ時のスイミング。プールから上がると、そのまま屋上でヒルトンの花火です。

 

8月31日(土)

 アッという間に8月も最後となりました。先ずはKCCです。今日はマンゴーのほかに「チェリモヤ」を買ってみました。台湾の「釈迦頭」と同じです。ハワイでは、「釈迦頭」のように大きいのはなく、うんと小振りです。チャイナタウンでもよくみかけますが、1ポンドで7ドルくらいします。KCCのマウイマンゴーが1ポンド=5ドルですから、チェリモヤは超高級フルーツなんです。(尤も私はマンゴー略同じ大きさのを2ドルでゲットしました

(左=チェリモヤ、右=マンゴー)

 帰ってくると、次はヒルトン・グランドバケーションクラブがビーチウォークに新しい施設をオープンする(=昔のオハナアイランダーホテルを買収してタイムシェア施設にするということですが)というので、“はて、どのように生まれ変わるのかな?”と、その説明会に参加。購入の勧誘を振り切って帰ります。

 その後、私はメルヴィンのライブに出掛け、昼食後は、カピオラニ公園で開催中の「沖縄フェスティバル」へ行ってみます。ハワイには沖縄ルーツの人が多いとあって、この日の為に、沖縄から大勢の出演者がやってきています。我々が那覇へ行ったとしても、一度にこれだけのトップアーティストのパフォーマンスを楽しむことは難しいのではないでしょうか?

 隣の席のおばさんは、もう3世でしょうか、ハワイ島からやってきていて「今日と明日の2日間楽しむんですよ!」とステキな笑顔を見せていました。

    

(沖縄といえば、最後はみんなで踊ります!)

 公園にはいろんな店が出て、大勢のひとで賑わっています。 盆栽展もやってました。ハワイでも見事な盆栽ができるんですねぇ!6時過ぎには盆踊りも始まりました。いやぁ、沖縄フェスティバルはビッグ・イベントです。

    

 夕食は、鮎屋の鮎巻きと、茄子の煮びたし。なるべく小食とヘルシーを心がけています???

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