(らざ)

/1〜9/8,2011

初めに  

2年前のリタイア直後に40日ステイを体験したので、今回は70日にトライ。例によって準備のスタートは1年以上前からで、先ずはアコモの手配。いろいろ比較してみるが、やはり、立地・設備・値段(やはり最大の条件はこれか!)から前回のアイランド・コロニー(通称アイコロ)がいいということで、前回利用した部屋のオーナーに問い合わせると、「その時期は既に仮予約が入っている」(私より気の早い人がいる!)との返事。

で、ネットで見つけた「アイランドアロハ」という会社へ問い合わせると、「20階以上の高層階でOK」とのこと。即予約金(15%)を払わなくてはいけないが、現地に駐在員がいて、略毎日ブログの更新もしているから、まぁ大丈夫だろうと契約完了。

次はフライトの手配。ANAマイレージが「ファミリーマイル」といって家族合算できる有難いシステムになったので、早速これを活用して、355日前の朝8時に電話を入れ、無事二人の出発便を確保。70日後にはもう一度電話して帰国便を手配。(ふぅ〜〜、“有暇無財”の市民がロングステイをするにはそれなりの努力が必要デス!)

あとはインターネットモデムの手配。これもネットで調べた先で、2か月分を予約。その会社でのモデムの保有台数は限られているだろうから、これも早めの手配が必要なのデス。

その後は大震災の犠牲者を悼み、自粛の日々を過ごして、1カ月前から細かな準備を開始。長期滞在なので、食料品、化粧品、薬などかなりの量になります。幸いというか、アメリカ便はエコノミーでも、一人23kgのスーツケース2個預けが可能なので、ケースをもう一つ買い足して、合計4個。それぞれが23kg以内になるよう詰め合わせ、これに機内持ち込み分を合わせると合計100kgを超える重量デス。海外どこへ行くにも大型デイバッグ一つの息子は「ちょっとおかしいんじゃないの?旅行はもっとコンパクトにすべきだよ!}とあきれ顔。

「えぇっと、“さんまのかば焼き”や“鮎の昆布巻き”はなんと言えばいいのかな?…」ハワイの食料品の持ち込み制限は厳しいので、税関での説明用にと、詳細な英語リストを作成。

夫婦の会話以外の日本語が耳に必要だということで、演歌やJポップ等、そして「きみまろ・ライブ」、志ん朝や小三治の落語(これ等は妻のリクエスト)=CD百数十枚分をせっせとウオークマン2個にインプット。ヤマダ電機に走って専用のスピーカーも購入します。(→アイコロの広いラナイで“五木ひろし”や“ジェイク・シマブクロ”を聞きながら本を読んだり、食事をしよう!・・・という魂胆です。

旅行保険(これだけの期間だと、ネットの格安保険でも結構な額になりますが止むを得ません)、そしてESTAの手配。私は期限(2年内)切れなので、更新手続き。少し前から有料になって$14必要です、(アメリカ政府もガッチリしてる!)。妻はまだ有効期限内なのでそのままで滞在先を変更してプリントアウト。

〜〜2月に長男の長女(第二子)、そして6月に次男の長女が無事誕生。一気に三人の孫持ちとなって、可愛い寝顔にジジババの満足感を味わっていると、出発の日が迫ってきました。

7月1日(金)

夕方から天気が崩れるという予報だったので、雨が降り出さないうちにと早めに家を出て、3時間以上前に成田到着。チェックイン・カウンターでは「まぁ、4個とも23kgピッタリですねぇ!」と笑われました。(そうです、正確に計量してパッキングしたのです)

超早めのチェック・インなのでスムーズにいくかと思ったら、「奥様のESTAが確認できません。確認が取れないと発券できません!」と告げられる。念のためにと持参していたESTAのコピーを渡すと、しばらくして「確認できました。OKです」と。「ホッ!」・・・いやぁ、ホノルル入管でのトラブル防止にと持参していたものだが、成田のANAシステムでトラブル発生とは予想外。でもコピーを持参しておいてよかった!コンピューターシステムは完全無欠とはいえません。

VISAのラウンジでゆっくり休憩してから機内へ。エコノミーは満席です。座席はリクエストしておいた最後尾。席を倒しても後席に気兼ねしなくていいのがメリット。但し、機内食の配膳が最後になるので、残り物=たいていは「チキン」だけになる可能性が高いリスクがあります。

離陸後1時間余りはかなり良く揺れました。で、機内食は「イナダの照り焼き(カニ足乗せご飯)」か「ポークシチュー」(これにサイドメニューとして、スモークサーモン、焼豚・ハム・ポテサラ、更にミニざるそばとパン・クリームチーズまで添えられて、質量とも文句なし。(ANA頑張ってます!)

    

    

(ラナイからの眺めは文句なし!)

〜〜実は、2週間ほど前に部屋の詳細を照会したら、「29階・ダイヤモンドヘッド=東側です」との回答で、妻が「アイコロなら、絶対西側よ」ということで、変更依頼をしたら、高層階で70日間通しで確保できる部屋が此処だったという次第。残りものに福はありませんでした。

部屋鍵を受領し、残金をキャッシュ払いして手続きを済ませると、ここからは夫婦で役割分担。妻は荷ほどき、私はまず妻用の月間バスパス($60に値上がりしてます!)を入手に、元のハリウッドプラネットのビルの裏手に出来たという「7&11」へ。(ABCストアは月間パスを売ってません⇒と思っていたら、数日後近くのABCで日本女性がバス券を買ってましたから、最近は店によっては置いてあるようです)

帰り道、「ブルーウオーター・シュリンプ」で「ガーリックシュリンプ・セット」をテイクアウト(クーポンで$2値引きを利用)〜〜帰室すると、ラナイで昼食。広くて見晴らしのいいラナイでの食事が、アイコロの最大の魅力なんです。

このままベッドに倒れこみたい気分ですが、そうもいきません。次は私用の「シニアバスパス」を購入のため。「カリヒ・バスセンター」まで出掛けないといけません。バス「B」を利用するのですが、私がちょっとミス判断をしたうえに、3連休前の金曜日の午後とあって、渋滞と満車状態もあって、ワイキキから1時間以上かかってしまい、到着したのは4時過ぎ。業務は4時終了ということで、初日から大失敗! 往復3時間の無駄足になってしまいました。

ガックリばかりもしてられません。今夜からの生活基盤を構築しなければなりせん。夫婦で「ドンキホーテ」へ出かけ、まず必要な食料品とトイペーを購入。一度帰室して荷物を置くと、次は近くのABCストアで水とビールを購入。帰る途中で、“ドドドーン!”という音がしました。時計を見ると7:30。ヒルトンの花火は通常8時からですが、なぜか今夜は早いようです。部屋へ入ると、(妻)「ヒルトンの花火が良く見えたわよ!」。(私)「今日に限ってなんで早いんだ! (注:現在は7時半からに変わったようです)

で、妻が手っ取り早くこしらえた 「新じゃがとハム・タマネギの炒めもの」と、「タマネギのスライス&鰹節」を肴に、 ビールで乾杯! 長い一日が終わろうとしています・・・。

   

 

7月2日(土)  

 土曜日といえばKCCの朝市。2年前の記憶を必死で呼び起こして、7時前に家を出て、バスを待つと7:15に21番がやってきました。バス停でも数人の日本人が待っていましたが、乗車すると、既に先客で一杯。KCCの人気は年々高まっている(特に日本人の間で!)ようです。7:30に到着。この時間にオープンということですが、既に多くの客で賑わっています。

   

 柔らかなレタス(=日本にはない種類)、空芯菜(と思って買ったら、帰室後妻が「あなた、これはクレソンよ!」・・・大失敗⇒数日かかってなんとか胃袋に収めました)、トマト、マウイマンゴー、赤ん坊の頭ほどある大きなアボカド、カフク・パパイヤ、そして活アワビを買い求めると、朝食を楽しんでいる人たちをしり目にそそくさと退散。(〆て約$40)。

ラナイで朝食をとって、一休みすると、昨日に続いて生活基盤樹立のために、夫婦して“買い出し”に出かけます。 先ずは、ワードセンターの中にある「マルカイマーケット」へ。⇒今回の部屋は食器類が貧弱なので、取り皿やコップの買い足しが必要なのです。 それからアラモアナへ。まずはフードコートで食事。私はパンダで中華セット、妻はヤミーのビビンバ’=野菜イッパイで大盛りデス)

   

独立記念日週間ということで、センターステージではライブがあり、本日はジョン・クルーズ。オアフ出身で、グラミー賞受賞経験のある著名ギタリスト&シンガーだそうです。

   

暫らく楽しんでからウォルマートへ移動しタオル類等を、最後はフードランドへ寄ってクロワッサンとアヒポケを購入。これでほぼ生活基盤が構築できそうです。

 部屋に戻って荷物を置くと、ひとり“ワイぶら”へ。ロイヤルハワイアンショッピングセンターでは、オリジナルな(?)フラショーをやっています。次にクヒオビーチへ行くと、こちらはポピュラーな演奏とフラのショー。日本からのおばさんの集団が艶やかな衣装で見事なフラを披露し、喝采を浴びてました。こうしたライブパフォーマンスをそこかしこで気軽に楽しむことができるのがワイキキの素晴らしさの一つです。

 帰って夕食。アワビの白ワイン蒸しとアヒ・ポケと生野菜!デリーシャス!!(13、416歩きました)

    

 

7月3日()  

 8時起床。朝食は・・・牛乳&豆乳、クロワッサン、生野菜、カットフルーツ&ヨーグルト、コナ・コーヒー・・・食料品を買いそろえて、ようやく定番のモーニングセットが始まりました。

食事を終えると10時過ぎ、そそくさとお出かけ・・・マルカイで購入したグラスに傷があったので取り換えに。カスタマーセンターで交渉し、同じ種類がなかったので、50セント高いのを、ノーチャ−ジでゲット。(本当は同じものがいいのですが、仕方がない) ついでに若干の必要品を購入して、次はアラモアナへ。

12時になり、ショーが始まりました。本日はトリオの歌とギター演奏。上手なので、ついつい聞き惚れる。フードコートで食事を済ませ、ウォルマートで、今日はワインとグァバネクターを購入して帰室するともう3時半になってました。(ロングステイの基盤構築は楽じゃありません・・・フーッ!)

 夕刻になったので、ビーチウオークの日曜日のショーを見ようと妻を誘って出掛けましたが、カラカウア大通りに出ると、大勢の人が芝生の上に座っています。どうやら「独立記念日のパレード」があるようです。我々も芝生に座ってパレードを待ちます。

 6時になるとパレード開始。先頭はバイクの集団。続いて儀仗兵のような集団の行進の後、黒のオープンカーにはダニー・カレイキニ(ハワイアンソングの大御所で、このパレードの“グランド・マーシャル”のようです)、続いて赤い車にはメイジー・ヒロノ下院議員(ハワイ州選出)。

    

 独立記念日というからもっと華やかなものを想像していましたが、意外にも手作り感いっぱい(!)の素朴なパレードでした。中国人のパレードが一番賑やかでしたが、私はやはり日本人の和太鼓のパフォーマンスが一番だと思いました。

    

 

 ハワイは確かに合衆国の州ですが、ロコたちにとってみれば、自分たちの独立王国を簒奪された歴史であり、「何が独 立記念日じゃい・・・」といった深層心理があるのかもしれません。

オオッ!と思ったのは「我々こそが元祖アメリカ人」といったプラカードを掲げてインディアン(らしき人たち)が行進していたことです。或る意味ではロコたち以上に自分たちの楽園を奪われた痛烈な思いを抱いているのは”ネイティブ・アメリカン”たるインディアンたちかもしれません。

〜〜ヨーロッパから新大陸にやってきた白人たちはインディアンの部族争いにつけ入って、彼らを虐殺していきました。一番酷いのは、劣悪な環境の居留地に押し込め、寒さに苦しむインディアンたちに病原菌を植え付けた毛布を贈り、彼らのせん滅を企てたということで、これはまさに20世紀ナチスのユダヤ虐殺の先例なのであります。 奴隷解放のリンカーン大統領もインディアン虐待には冷酷な対応しかしなかったということです・・・)

 〜〜と、ちょっとアレコレと考えさせられるパレードではありました。

 今夜の夕食は、鮎の昆布巻き、野菜の炒めもの、カボチャの煮物・・・ヘルシー志向です。

 

7月4日(月)

ゆっくりと朝食を楽しみ、午前中はスローライフ。

2時に外出。行く先はアラモアナセンター。毎年恒例の独立記念日を祝っての3時間のロングコンサートと花火大会が開催されるのです。当然というか、大勢の人が詰め掛けますから、花火が終わると周辺は大混雑となります。妻は「帰りは大変だわよ!コンサートを早めに切り上げて、花火は少し離れたところから見たほうがいいわ」・・・これが常識というものでしょうが、私は「せっかくのタイミングだから、頑張って最後まで楽しもうよ」と妻を口説き落としました。

まずはマカイフードコートで腹ごしらえ(昼食)。妻はお腹が空かないと肉まん1個。私は腹もちのするものをと、(カツ丼などを食べたかったが無かったので) ヤミーのビビンバ。

「此処空いてますか?」と声をかけられた隣の席は、お坊さんの奥さん三人組だそうです。 一番元気なお婆さんは、88歳で40年来毎年この時期にハワイに来ているのだとか。旦那も息子も亡くなり、今は孫が住職。向かいの女性は孫の嫁の母親。「最長老のゴッドマザーがもう一番元気で、若いのが後をついて行くのが大変なんですよ・・・」とか。

内海好江さんみたいな感じの元気なスーパーばあさんで、「男たちはゴルフに行ってるけど、今夜はみんな、サンセットクルーズで花火を見るのよ!」と張り切ってました。

(コンサート会場=シアーズの駐車場)

5時からロイヤルハワイアンバンドのブラスでコンサート開始。(さぁ、これから3時間の長丁場にチャレンジです!・・・暑い盛りに体力が持つでしょうか?) まだ日差しが強く、会場=シアーズ前の駐車場はとにかく広いので、空間が目立ち、観客は日差しを避けるように日蔭の隅っこに座って、音楽を楽しむという雰囲気ではありません。

ミス・ハワイがTVカメラとともに会場を回って愛想を振りまいています。炎天下、ミスもなかなか重労働で、ご苦労さまです。今年のミス・ハワイは知的な感じではあるが、2年前DFSで見たときのミスのほうが美人だったなぁ。(これは妻も同感)

2番手はマカハサンズ。結成以来30年近く活動を続けてきたハワイを代表するグループの一つで、ベテランらしく手慣れたステージ。それにしても、この後も豪華な出演者を揃えています。

3番目はホク・ズッターマイスター(のトリオ)。33歳のホクは昨年の「ナ・ホク・ハノハノ賞」(=ハワイのグラミー賞)で主要4部門を受賞した、今一番輝いているミュージシャンで、甘くて伸びやかな美声が素晴らしい。

6時過ぎにはビルの向こうに日が落ち、一気に涼しくなると、観客も増えて会場はほぼ満員になりました。 4番手は演奏5人、歌4人の9人メンバー。ソウルロックとでも言おうか、演奏はロック調だが、コーラスはソウルフルで澄んだハーモニーが(イカツい風貌に似合わず!)美しい。

コンサートのトリはヘンリー・カポノとそのグループ。カポノはヒルトンやアウトリガーでステージを持つ大物シンガーということですが、ロック風のミュージックはいまいちで(観衆の反応も同じようです)、会場はもう一つ盛り上がらない。トリへ持ってきたのは編成ミス?

8時、演奏が終わると、アナウナスがあって、「3分後に花火がスタート」!

全員立ち上がってビーチを見やると、華麗なる花火ショーのスタート。一気呵成20分ノンストップ。夜空に次々と、鮮やかな大輪の花が咲きます。いやあ此処まで待った甲斐がありました!

    

(花火に見惚れて殆ど写真は撮れませんでした!)

〜〜楽あれば苦あり、花火が終了すると皆いっせいに帰るものだから、当然、周囲は大混雑・大渋滞。バスもなかなか来ず、やっときた最初のバスには乗れず、次のは2両連結車なので幸運にも着席できたものの、アラモアナセンター構内でしばらく立ち往生、普段なら20分のところをクヒオ通りまで結局1時間もかかってしまいました。しかも後部座席は猛烈に冷えて、冷凍寸前状態になってしまいました。やっとこさバスを降りるともう10時を回っていたので、バス停近くのめんちゃんこ亭で博多ラーメンと黒豚ミニ餃子の夕食。

 楽しかったぁ、でもさすがにくたびれたぁ!・・・9,305歩。

 

7月5日(火)

今日は66歳の誕生日。

朝いちで、インターネットモデムを借り受けに、DFSビルの2階にあるアロハセブンの事務所へ。これで向こう2カ月間、情報途絶から解放されます。

次はシニアバスパスを取得に、再びカリヒ・バスセンターへ。手続きそのものは10分程度で終了。カードを貰って外に出ると、先刻「すいません、ドアを開けてくれませんか」と頼まれた車椅子のおじさんが、「帰りのバスはどこで待てばいいんでしょうか?」

ええっ、定住者なのに、そんなことも知らないの?・・・とは聞けないので、「こちらで待てばいいですよ」と応えて、一緒にバスを待っていると、問わず語りにこのおじさんが話始めました。

・・・ハワイに来てから30数年頑張って、子供も独立。ところが2年前に脳卒中で半身不随となり、こちらでは治療費が嵩むため日本に帰国して治療をうけている。日本で1級障害者だと殆ど医療費がかからないいんですよ。1年の大半を家族と別れて暮らすのはつらいけど、仕方がない。半身不随になるまで、バスなんか乗ったことは無かったからね。いやぁ、こういう身体になると、世の中が全く違って見えてきますよ・・・

 楽園ハワイといえども、それは健常者にとっての楽園かもしれません。いろいろと考えさせられる話です。それにしても田母上閣下ではないですが、(国民皆保険の)日本って、やっぱりいい国なんですねぇ!

帰宅途中ドンキーに寄って食料品の調達。肉のコーナーを見ていると、「アンガスビーフのしゃぶしゃぶ用」があったので、そうだ、今夜は冷シャブにしよう!・・・

帰ってきて部屋に荷物を置くと、ワイキキで初泳ぎ。(昔は到着日に必ず泳いだもんですが…)ワイキキビーチも少し沖へ出ると、水もきれいで気持ちよく泳げます。

泳ぎながら西の空を見ると、よく晴れて雲が無いので、これだと奇麗なサンセットが見れそうだ!ということで、早めに切り上げて部屋に戻り、妻を誘ってワイキキショア前の突堤へ繰り出しました。⇒この時期、太陽は山の向うへ沈みますが、予想した通り、きれいなサンセットでした。

    

満足して部屋に戻ると、妻が「ラナイにコンロがあるわよ!」というので、冷シャブはやめて、本格しゃぶしゃぶに変更。日本から持ってきた愛用のゴマダレに付けて食べると実においしいです。ささやかな誕生パーティです(?)

    

(しゃぶしゃぶと、デザートはマウイマンゴー&ブルーベリー)

7月6日(水)  

今朝はウインダムのタイムシェア見学。〜〜3日前の夕方、独立記念パレードのあと、ビーチウオークでセールスウーマンにキャッチされ、やってきました。(本音は見学のボーナス100ドル欲しさかも!)

9:45、先ずアウトリガーのショアバードで朝食がサービスされ、11時から説明会。さすが、その道のプロ!ついサインをしそうになるくらい上手な説明です。横で妻が足を蹴飛ばさなければ、サインをしていたでしょう。

   

(ショアバードと説明会場からの眺め・・・もうこの辺りで、頭の中に花が咲いてます)

 6時半からは、ホノルル動物園でワイルデストショー(=野外コンサートです)・・・今夜の出演者は今人気上昇中のマノアDNA。日系の父親と息子2人のボーカルを中心に、3ギター、1ウクレレ、ドラム、パーカッションの6人組。アップテンポで歯切れのいい音楽。メロディとセンターボーカル(長男)のボイスがきれいなのが印象的。大地震のあと、日本に慰問に訪れたというから感心です。演奏中突然、きれいなおばさんが飛び出してきてフラを踊り出しました。これがまた上手なんです。こういうところが此処のライブのいいところですねぇ!

    

ライブが撥ねて動物園の外に出ると、ビーチの向こうはちょうど奇麗なサンセットどきでした。    本日は11,448歩。

 

7月7日(木)

7時起床。今日は珍しく雲が多く、軽いシャワーがありました。

起床後ただちに(!)アラワイ運河を散歩(・・・こういう慌ただしい行動は、当然、自分ひとりです)。アラモアナまで30分で3,500歩。きれいな虹が見えました。 ビーチパークへと進みます。今朝は釣り人が多い。アジ(のような小魚)が沢山釣れています

 帰りはパーク出口のバス停からバスを利用して(もう往復徒歩はちょっとキツイ!)9時帰宅。妻は洗濯、私は朝食の準備と分業です。〜^午後はのんびりと読書。妻の言によると、「やっと、スローライフが分かってきたみたい・・・」

 本来ならこういうときは6階にあるプールで泳いで時間を過ごすのですが、肝心のプールは改装中。7月下旬には新装オ^プンということですが、そのチンタラした工事ぶりを見ていると、果たして完成は何時のことのなるやら心配です。  

午後、妻が「コスコへ行きましょう!」というので、19番バスでイベレイ店へ。食材をいろいろと購入して帰還。(館内は残念ながら撮影禁止です)

今夜の豪華夕食(?)は・・・ペパロニ・ピッツアとホットドッグ、そしてさっと湯掻いたアスパラガス(=当然、全てコスコでの購入品デス)         16、013歩

 

7月8日(金)

8時起床。8;40、二人でワイキキのシーサイドからカピオラニ公園まで散歩。今朝は快晴だが、風が強く、ビーチの岸壁に打ち寄せる波しぶきがスゴイ。

   

                 (クヒオビーチの突堤でダイヤモンドヘッドの定点観測)

帰ってくると10時過ぎ、それから朝食の支度だから、食べ始めたのは11時過ぎだから、これはもうブランチです。

 食後日刊サン(無料の日系新聞)を読んで、そのあと私は浮き輪片手にワイキキビーチへ。大波に揺られながら浮かんでいるともうこれは天国です。突然、目の前5mくらい先にカメ(=ホヌ)が頭を出しました。カメはシェラトンホテル前の海をよく泳いでいるということですが、シェラトンに泊ったことがない私は初めての遭遇で、なんだかハッピーな気分になりました。

帰ってくると、もう3時。流石にお腹が空いたので、妻がそうめんを用意してくれます。午後は私は読書、妻はネットでのんびりと〜〜・

5時過ぎになると、夕方の散歩デス。妻は今日の散歩は朝で充分と言うので、ひとりでアラワイ運河〜アラモアナパークへ。

東側の先端の砂浜の片隅にハワイアンモンクシールが2頭、夕日を浴びてまったりとゴロ寝してました。今日は、昼間のカメといい、珍しい動物に出会える日です。(後日、ビーチの監視員に尋ねると、此処にモンクシールが来るのは滅多にないということで、レアな体験だったわけですが、生憎とカメラを持参していなかったので、貴重なショットを撮り逃したのが悔やまれます)

夕食は昨日コスコで買ってきた2種類のラビオリにバジル&マカデミアのソースを添えていただきます。・・・ニュージーランドのビールとカリフォルニアワインを飲み、イタリアンを食べて、BGMは五木ひろしメドレー。なんとも無国籍なひと時です。

7月9日(土)

 土曜の朝はKCC朝市。6時半には起きて、7:15に23番バスに乗ります。バスは先週より混み合い(その殆どはKCC目当ての日本人です)、会場に着くと人気の店には既に長い行列。バナナ、マンゴー、パパイヤ、アボカド、胡瓜、レタス、そして活アワビを購入して8:40の23番で帰還。

昼前にカピオラニ公園で開催中のコリアンフェステイバルを見物に出掛けます。コリアンパワーを期待していきましたが、会場にはこれといった見世物、出店はなし。例によって焼き肉の臭いが漂ってきて妻は「気持ちが悪くなるわ!

煙を逃れ、公園の中央へ。ヤシの木とダイヤモンドヘッドが鮮やかです。木陰を歩いてビーチ沿いへ。ここへ来るとやはり心が安らぎます。

動物園近くに移動すると、フェンス沿いに素人(失礼、いちおうプロです!)画家が展示即売をやっています。観光客受けするような絵が多いです

のんびりしてると、2時を回ったのでお腹が空いてきました。やって来たバスに乗ってワイラナコーヒーハウスへ。夫婦お気に入りの“24時間モーニングサービス”のパンケーキセットをオーダー。カリカリベーコンと卵を添えてパンケーキ3枚(マーガリン、ココナツ&メープル&ブルーベリーのシロップ)、ふわふわ感が堪りません。コーヒーも飲み干すと直ちにウエイターが近寄ってきて、カップに注いでくれます。パンケーキは“食べ放題”なので、2年前は“お代り”をしたのですが、3枚食べるともうお腹イッパイです。歳月を感じます!

それからイリカイホテルへ。2棟のうちひとつを売却してちょっと寂れた感じになっていたのですが、売却エリアが新装オープンしてにぎやかになっていました。

 

ロビーを歩いていると、面白い写真を見つけました。これは、何十年前のことでしょうか、イリカイが建設中で(=写真手前)、ヒルトンもまだ広い空き地があります。左手には(今は影も形もありませんが)、白く輝くドームが見えます。

次にヨットハーバーから地続きのヒルトンへ。ラグーンの辺りを散策して帰ります。

   

私は6時前に再び出動=行く先はビーチウオークのショー。JALの“ワクワクアロハ計画”というギター中心のライブ。最後はフラリクエストということで、日本からの女性たちが優雅に元気にフラを披露。いやぁ、おばさんたちは元気です!(JALもスポンサー活動を継続して頑張っているようです)

RH(ロイヤルハワイアンホテル)へ足をのばしてみると、ベストロケーションのビーチに面したガーデンではインド人の結婚式&披露パーティが行われていました。RHのガーデンを借り切るとは、インドの金持ちもスゴイ!津動くに続いて勃興するインドパワーを実感しました。

天も妬んだか、そこへ突然のシャワーです。参列者は慌ててホテル内へ避難。ビーチの空を見上げるときれいな虹が出ていました。これはかえって新婚さんも喜んだかも。シャワーも時にはいいこともあります。

   

帰ってくると、夕食は土曜日恒例の(!)アワビの白ワイン蒸しと、アスパラ&ジャンボマッシュルームのソテー。デザートはマンゴー。

食べ終わったころに、アイランドアロハの担当者がハンドシャワーと、ハンディな簡易テーブルを持ってきてくれました。(=これでパソコンの操作が楽になります) 室内の備品があまりにもお粗末なので、昨日担当のTさんににクレームを言ったら、「出来るものは、用意します」と対応してくれたもの。土曜日の夜だというのに、機敏なサービスはグッドです。もっと早くお願いしておけばよかった・・・。(Tさんはこの後もいろいろとよくやってくれました。)

 

7月10日(日)

ワイキキライフに馴染んできた私は、昨日と同じ6:30に起床。グアバジュースを飲み干すと、水とタオルをデイバッグに放り込んでお出かけ。ハワイに来たら1度は行かなくては!とダイヤモンドヘッド登頂です。・・・ところがバスがなかなか来ないので、同じく待ちぼうけ組の若夫婦と一緒に「一人3ドルだよ!」との白タクに乗車。「日本何度も行ったヨ!、京都イイネエ・・・」と陽気でよく喋るオモロイ運ちゃんで、降り際には「次は○○でございま〜〜す。毎度ご乗車有難う〜〜ございま〜〜した・・・」と中川兄弟みたいな車掌の物マネまで大サービス。

青空が広がり、絶好の登山日和り(?)。老若男女、今日も多くの人が汗を流しながら昇っていきます。日本人も多いです。

    

頂上に到着すると、絶景が広がります。何度見ても疲れが吹っ飛ぶ景色です。

    

 帰り道も、来たときと同じカップルと一緒になり、バスを待っていると、再び来た時に乗った白タクが通りかかったので、 これに乗っかって帰ってきました。(このカップルとはその後もご縁が続きます) お陰で珍しいことに妻に告げた予定時刻より少し早い10時前には帰還することができました。タイム・イズ・マネーです!

 少し遅い朝食を済ませ、一休みすると、ドンキーへ食料品の調達へ(・・・快適に暮らすには優雅ではいられない!ということです)

 昼食の後は、ロイヤルハワイアンホテルへ。JALが後援する日本女性のフラ大会が開催されるのです。かなり前から日本の女性の間ではフラがブームですが、その頂点がこの大会といえましょう。なにせロイヤルハワイアンの中庭にステージを設営し、それぞれ地元一流ミュージシャンの伴奏でフラダンスを競おうというのですから、日本の女性は元気イッパイです。

レイや髪飾りも本物の花でないといけない(造花はダメ)といった細かな規制もあるようです。 みなさん、憧れのフラの聖地(?)で踊るというだけあって、素晴らしい踊りを披露してくれました。

   

4時半ごろ帰ってくると、5時過ぎから二人してアラワイ運河からアラモアナビーチパークまでお散歩。今日は天気が良く、太陽が雲で隠れることがないので、日差しが強く肌を刺すような感じです。

    

(アラワイ運河) (ワイキキで一番豪華なコンド=ランドマークタワー) (マジックアイランドの散歩道)

 ビーチのベンチから眺める、ヨットハーバーやダイヤモンドヘッドの眺めは最高です。

   

 今夜の夕食はイタリアン(?!)で、生ハムとラビオリ。添えの野菜はアスパラガス。

 いやぁ、今日はよく歩きました。22292歩デス!

 

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