9月1日(木) 晴れ&曇り
昨日の疲れが出たか、妻の調子が今ひとつなので、昼間は部屋でゴロゴロ。私はウインズロウの本に浸ります。
「ねぇ、ちょっと見て見て!・・・アラワイ運河を眺めていた妻の声でラナイへ行くと、たくさんのカヌーが運河に並んでいます。新学期が始まって、新人の訓練なのでしょうか?
夕方、久しぶりにアラワイ運河を散歩。夕がたも多くのカヌーが浮かんでいて、コーチの掛け声らしきものが聞こえてきます。やはり新人の訓練のようです。
ちょっと太めの女の子(こちらは訓練ではなく、素人のお遊び?)が何度も転覆して、それでもずぶぬれになってオールを漕いでました。カヌーってちょっとバランスを崩すと簡単にひっくり返るんだ!ということがよく分かりました。
夕食は、お馴染の品々の組み合わせで、鮎屋の昆布巻き、モッツアレラ&トマト、湯豆腐、ポテサラです。
9月2日(金) 快晴
今日は朝からいい天気。
朝食のあとは、二人でサンスーシビーチへお魚と遊びに。 ここ数日続いた大波もようやく収まりつつあります。
突堤では大きな魚(スズキ?)がバクッと素早くパンを呑みこみます。サヨリもやってきましたが、なにせ細長い口ですから、パン切れに食いつくことができません。
次に水族館裏へ。波が穏やかだとフムフムが10匹以上寄ってくるのですが、今日は4,5匹だけでちょっと残念。青空が広がり、気持ちがいいので、しばらくベンチに座ってサーフィンに興じる人たちなどを眺め、その後は部屋まで歩いて帰りました。
帰室すると12時を回っていましたので、お昼はソゴンドンへ。(今日からは“あの店へもう一度!”という、お互いのリクエスト週間です?)
お目当てのスンドウフを注文すると、小皿が6個も!(なんと、これはサ−ビスなんです!)シイタケの煮物が美味しい。ランチセットは海鮮チジミ。ビールに合います。そしてお目当ての海鮮スンドウフ。煮えたぎる中に卵を割り入れます。 お腹イッパイになりました。
部屋に戻ると、しばらく休憩。3時過ぎに久しぶりにビーチに出てプカリプカリ。亀さんがヒョイと頭を出すのを三度ほど見てご機嫌。
5時前に帰室すると、「今日はサンセットがよさそうだから、ワイキキショアの前の突堤に行こう」と妻を誘います。西の空に雲は殆どなく、「完璧なサンセット」(=真っ赤な太陽が海にジュッと音を立てて!沈む)を楽しむことが出来ました。
(サンセットクルーズのスター・オブ・ホノルル号)
ヒルトンの花火も今夜が最後。ところが8時近くになっても一向にその気配がありません。諦めた後の、なんと8時50分過ぎにドドーン!という音が。
遅くなったお詫びか(?)いつもより多くの花火が上がりました。夏の夜を大いに楽しませていただき本当に有難うございました。
夕食は、昼間がヘビーだったので、軽めにと・・・我が家風ペペロンチーノとポークソーセージ。 久し振りに1万歩越えで、11,926歩歩きました。
9月3日(土) 晴れ
朝食後、留守宅を守る息子からリクエストがあったナイキのサングラスを求めて、ワードセンターのスポーツオーソリティへ。幸い息子の指定したタイプが1個だけ残っていました。
部屋に残った妻が、ラナイから運河ヲ眺めていると、又々カヌーから落っこった女の子がいたそうです。
夕方、アラワイ運河からアラモアナビーチへ30分強、3500歩ほどの散歩。今日も綺麗なサンセットを見ることが出来ました。
一方、部屋に残った妻が撮ったラナイからのサンセットも奇麗だったようです。
アラモアナビーチからの帰りがけ、マカイフードコートに寄って、ピザとヤミーのBBQビーフセットを購入して今夜の夕食に。
食事も終わった9時前にいきなりドドーンと音がして、ヒルトンの花火が上がりました。今日は土曜日なのに、いったいどうしたことでしょうか? ちょっと数が少なくて欲求不満が残るなあと言っていると、10時前にまたドドーンと、今度も少し上がりました。 私達に最後のサービスをしてくれたんだと思いましょう! 今日も万歩越えの15,780歩でした。
(思いがけなかったので、写真は上手く撮れませんでした!)
9月4日(日) 晴れ
今日は早起きして、9時半のバスに乗ってワイケレへ。妻はまだ何やかやと買い足りないものがあるようで、私も少し買いたいものがあります。もう3度目なので、バスで行くのも慣れたものです。
「あらっ、今日は客が多いわねえ!」明日はレイバーディで、3連休の中日の日曜日とあって、地元の人たちも買い物に来ているのでしょう。
帰りはバス停に行くとすぐ433番が来て、乗り換えのヒアポに着くと、反対側にEバスが来ました。うまい具合に信号が赤でストップしてくれたので、飛び乗って、前回と違ってラクラク1時間で帰ることが出来ました。
今日は、7月5日に借りたインターネット接続のモデムを返却する日。今夜から暫く“情報途絶”です。
そのあと聖アンドリュース教会へ。夕刻からリリウオカラニ女王(=王朝最後の女王)の生誕を祝ってのミサがあるというので参加してみることにします。聖堂内に入ると、7〜80人くらいの人達が列席していたでしょうか。式次第を書いたペーパーを渡され、それに従ってセレモニーが進行します。正面祭壇には飾り物が、手前の脇には女王の写真が飾られています。
時間になると、ハワイ人男性の朗々たるアカペラ(=ハワイアン)が堂内に響き渡り、その後に黒衣の女性陣が、そして関係者らしき人達等が静々と続き、前列の席に着席。ハワイ語の司会でセレモニーが進行。祭壇前には白衣のコーラス団がハワイ語で讃美歌を歌い、ソプラノ歌手のアカペラが澄み切った歌声を堂内に響かせます。時々参列者も立ちあがって一緒にハワイアンメロディや讃美歌を歌います。
ハワイ人のハワイを復活しようと懸命の努力を尽くした女王・リリウオカラニの真摯な人柄を偲ぶに相応しい厳かで格調高いミサでした。
セレモニーが終了したので、(上記掲載の)写真を撮っていると、係の女性が寄ってきて「お茶の用意がありますので、お越しください」と。それで折角だからと、聖堂を出て、テントのほうへ。
サンドイッチ、ケーキにソフトドリンクが用意され、参列者が談笑していました。貴重な体験をさせていただきました。
今日は8,895歩でした。
9月5日(月=レイバーディで休日) 晴れ。雲多し
朝食後、水族館前で最後の餌やり。波はすくないものの、10時半過ぎだと潮が満ちており、魚の見え具合において余り良い条件ではありませんでした。ライトブルーの模様が鮮やかなベラ科の魚(?)がしばらく姿を見せていたのが救いでした。
11時20分過ぎに水族館前来た14番でダイヤモンドヘッドの展望台へ。此処からだと水平線が丸くカーブして見えます。一帯はよく晴れて、手前のエメラルドグリーンから沖の群青色が鮮やかです。
ビーチに降りてみますが、残念ながら(密かに期待していた)モンクシールの姿はありませんでした。この海は上級サーファーのメッカで、次々と波を乗りこなしています。
14番は1時間に1本なので、灯台や奇麗なハイビスカスの花を眺めながら、坂道を下ってカピオラニ公園までウオーキング。2番のバス停があったので、少し待って乗車し、チャイナタウンへ。メイサムで最後の飲茶。そのあとマーケットでパパイヤを購入して帰還。
残り少ない時間(!)を有効に使おうと、浮輪片手にワイキキビーチへ。数日前の荒波がうそのように穏やかな海です。サーファーやボディボーダーに代わって、スタンダップパドラーが大勢います。砂がかき混ぜられることが無い為、透明度が上がっており、気持ちよく波間に漂うことが出来ました。 夜は丸亀うどんで、テンプラをツーゴーして夕食。
よく歩いたので、12,348歩でした。
9月6日(火) 晴れ、雲多し
朝食後は、帰国に備えて、部屋の掃除。掃除代は払ってあるので、そのままでもいいということですが、妻の性分がそれを許しません。
残り物で簡単な昼食を済ませると、2時に管理のTさんに来てもらって、次に利用する人のために部屋の具合の悪いところを教え、2カ月余りお世話になった気持ちばかりの御礼をしました。
それからくじら倶楽部のN氏と用事を済ませて帰ってくると4時を回っていました。休む間もなくいよいよ帰り支度の開始です。持参の食料品や雑貨化粧品などはあらかた消費したものの、代わって買い求めた品も多く、ラッゲージ1個それぞれを23kg以内に収めるのに大汗。(旅の終わりは毎度のことです!)
明日少し楽が出来るようかなり整理を済ませると、もう7時半を回ってました。一呼吸着いてから夕食に出かけます。妻のリクエストで、再びチャックセラーへ。前回と同じコースをオーダーし、美味しいプライムリブを堪能しました。
9月7日(水) 快晴
活動出来るのは、今日が最後。残り物の整理を兼ねた朝食を済ませると、さぁ、何処へ行こうか?・・・先ずはアラモアナ=マジックアイランドへ。岸辺には釣り人がいて、写真の叔父さんは、次から次へと小鯵を釣り上げていました。
(この素晴らしい眺めとも暫くはお別れです)
(ビーチ側の海には予て妻が見つけていた亀がお別れの挨拶を!) (花のベンチ)
アラモアナビーチをあとにすると、昼食はワイラナコーヒーで、パンケーキセットです。7月に来た時はあまり美味しく感じられなかったのですが、今日は“いいねぇ、いいねぇ!”と、もう1枚お代わりしてしまいました。
それから、ヒルトン・ビレッジの中をホロホロと。池の廻りは動物園状態です。
次に、デルッシー・ビーチを散策。
ワイキキショアの脇道から、トランプタワー、ビーチウオークと歩いて帰還。
夕食は、いよいよ冷蔵庫の在庫一掃です。
ラナイから暮れなずむ景色を飽きずに眺めます。
〜〜こうして最後の夜は更けていきました・・・。
9月8日(木) 晴れ
いよいよ70日目の朝となりました。
(ラナイからの景色も見納め)
9時半に数日前に予約しておいた“ゆかちゃんタクシー”に乗って、空港へ。ドライバーはナイスガイです。彼によると「オーナーのゆかちゃんは徳島の神山町出身」ということで、一気に話が弾みました。“徳島よいとこ!”で賑やかにしゃべくってると、アッという間に(20分くらいで)空港へ到着。
(いよいよ搭乗) (サヨナラ、ダイヤモンドヘッド&マジック・アイランド)
9月8日(木)という、日本人の夏の旅行ピークも過ぎた、平凡な(!)日なんですが、驚いたことに機内は満席です。何故だ?・・・その答えは=ANAの他に、スターアライアンス・グループのユナイテッド、アシアナ、タイと、計4社の共同運航便というわけだったんです。航空会社の懸命の合理化努力が窺えます。
で、食事は・・・うなぎご飯、ハム&ポテトサラダ&コールスロー、うどん・・・という取り合わせで、帰国者には格好のメニュー。ANAさん、頑張ってます。
映画はジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン/命の泉」・・・ヒロインがキーラ・ナイトレイからペネロペ・クルスに変わったのが大成功。デップ=ジャック・スパロウのおふざけ振りも益々冴えてきて、アドベンチャー&コメディとして結構楽しめました。
〜〜そうこうしているうちに無事成田に到着。こうして70日のハワイは終了しました。
(あとがき)
飛行機を出ると、いや暑いこと、暑いこと。それからしばらくの間、残暑というより猛暑が続き、日本が熱帯化しつつある
いやはや、”サンマは目黒”で、”夏は涼しいハワイ” に限るであります。
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