2010102427

はじめに

 

 〜〜というわけで、又々台北へ。・・・ことの始まりは半年前、4月はじめの寒い夜。ご近所の親しい仲間で花見をしようということになり、近くの公園で朝から場所取りをして準備万端整えたのですが、夕方になるとグングン気温が下がって“花の下で大騒ぎ”という状況ではなくなってきました。

急遽居酒屋に場所を移して“造花の下”での宴会となったわけですが、杯も進んだ頃、妻が突然「ねぇ、I kさんも近々自由の身になることだし、一度みんなで台湾に行かない?」と言いだしました。横で私は目をパチクリ。・・・実は、昨年暮れに【台北〜花蓮/太魯閣〜礁溪】と巡った旅の終わりに、妻は「私、殆どの所を回ったから、もう台湾はいいわ」と宣言していたのです。

かの「宇宙人・ルーピー氏」の前言打ち消しと違って、本件の場合は、私にはまったく異存はありませんが、一座の皆 さんも 「おっ、それいいねえ。」、「行きましょう、楽しみだわ!」という雰囲気で、かくて2組の夫婦に女性4名合計8名の団体旅行が決定したのであります。我が夫婦以外は皆さん「初台湾」ということなので、私たちが幹事ということになり、早速準備がスタート。

例によってネットで情報を集めていると、オーベルインターナショナルという旅行会社で、これなら!というツアーが見つかりました。通常“パックツアー”はフライトもホテルも出発の直前まで分かりませんが、この会社のツアーは事前に全て選択することが出来るのです。尤も半年前の段階ではフライトはキャセイ航空のみでしたが、往きも帰りも「午後出発」という余裕のスケジュールなので問題はありません。ホテルは日本女性に人気の「城市商旅=シティスイーツ」を選択して3泊4日のツアーが確定。

あとは、出発を待つのみ・・・かというと、そうは問屋がおろしません。そもそも出発日を10月下旬に決めたのは、台風リスクを避けたからなのですが、出発の10日前ころに台風13号が発生し、中心気圧が900HPを下回るという超大型台風に発達。フィリピン・ルソン島を襲い、そのまま西進するだろうと楽観視していたら、な、なんと“どスライス”して台湾海峡に向かって北上してきたではありませんか!

この13号と秋雨前線の影響で奄美大島は史上空前の大雨に見舞われて大惨事となりました。しかもこの台風は時速10kmとスピードが遅く、ゆっくりとしか進みません。我々はその真っ只中に突っ込んでいく・・・という事態になりかねません。こら、えらいこっちゃ!

(私)「おい、どうしようか?暴風雨の中で観光もあったもんじゃないよ!

(妻)「折角みんなが日程を合わせたんだから、雨が降っても槍が降っても行くわよ。みんなで一緒に旅することに意義があるんだから!

〜〜それから2日ほど、夫婦してインターネットの天気情報とにらめっこしながら、13号が早く台湾海峡を抜けて大陸方面に去るよう必死で祈った(!)のでありました・・・。そして、我々の願いが通じたか(!?)13号は少しスピードを早め、出発日の24日昼過ぎには熱帯性低気圧に衰えて華南方面へと去って行きました。(大陸でも大した被害は無かったようです)

 

一日目(10/24・日)

 

 一行のリーダーSさんがワゴン車で全員をピックアップして成田まで行ってくれるので、今回はらくらくのスタート。高速の流れもスムーズで、指定集合時間の1時間前には成田空港へ到着。長野から直行したHさんと合流し、食事を済ませて搭乗口へ。

 キャセイは初体験ですが、成田〜台北〜香港というルートなので、機内は満席。そういえば旅行会社の窓口のおばさんは「本日は満席です。13人のオーバーブッキングになっているようで、どうするんでしょうねぇ?・・・」と言ってたっけ。 (この13人はどうなったのでしょう?)

 15:55に成田を離陸。座席は横に2−4−2。前の座席との余裕もまずまずで、個別モニターも付いていますが、肝心のビデオソフトに日本語版が2作品しかないのは≪減点3≫であります。2作品のうち邦画は「フラワーズ」・・・資生堂・椿のテレビCMに登場した六女優=蒼井 優、鈴木 京香、竹内 結子、田中 麗奈、仲間 由紀恵、広末 涼子による昭和初期から現代に至る三世代に亘る女性たちの人生を描いたドラマ。豪華女優陣に比べて男性陣が弱く、又、ストーリーも平板で惹きつけるようなものがない。序盤で飽いて、音楽に切り替えました。(もう少し我慢して見続ければればよかったかナ?)

      

                                                             (窓の外の夕焼けが奇麗です!)

 少し乱気流がある中で機内食タイム。飲み物と食事を一緒に配膳するので、後方の席に到達するまでには恐ろしく時間がかかります。 では、恒例のメニュー紹介。

メインはチキン又は白身魚。配膳ゾーンの最後尾になった私のところでは当然「魚」は売り切れですが、「10分待ってくれたら魚を用意する」と言うので承知したら、5分足らずでサーブしてくれました。この配慮は珍しいことで≪加点2≫

 メイン以外はカットフルーツにスポンジケーキにパンと、至ってシンプル(=貧弱)な内容ですが、まっ、「魚」は結構美味しかったのでヨシとしましょう。

     

(チキン)            (白身魚)

 ほぼ定刻の18:30に台北・桃園国際機場に到着。今回は久し振りの第一ターミナル。新しい第二ターミナルと比べると、かなりくたびれた感じは否めません。

      

入国手続きを済ませて両替へ。台湾元はUSドルにリンクしているので、現在のドル安・円高の恩恵を受けて、100元=270円とお得です。ロビーに出ると「OBEL」の表示を持ったおじ(い)さんが待ってました。「ニーハオ、私はカンです」

カン(=簡 慶章)さんに案内されてバス乗り場へ。成田の旅行会社カウンターで、「本日は14名です」と言われていましたが、簡さんは「今回私のところは皆さまだけです」とのことで、これはラッキー!なんと、8名が50人乗りの大型バスで市内へ向かいます。70歳は超えていると見受けられる簡さんはヴェテランガイドで日本語はペラペラ。しかも駄洒落の達人で車中一行は笑いっぱなし。一気に旅の雰囲気が盛り上がります。  既にラッシュアワーを過ぎているので、渋滞にかかることもなくスイスイとホテル=城市商旅へ到着。うわさどおりの“こ洒落た”構えです。

      

                                             (ロビー)           (部屋)          (ソファーとウエルカムフルーツ)

 デザイナーホテルということで、各部屋ごとにデザインが違っているそうです。でもちょっとラブホ(?)的(=悪趣味)なところもあります。室内とバスルームの仕切りが全面ガラス張りで丸見えなのです。これはちょっとねぇ!・・・。(我々の部屋は幸いというか、ロールカーテンが付いてましたが、本当に丸見えの部屋もあるそうです)

又バスタブも上面がカフェオレ色の「石張り」で一見豪華なのですが、何せ角(かど)のある「石」ですから、折角適温の湯をたっぷりと張ってゆったりと寝そべろうとしても、此処に頭をのせると痛くてしようがない。これなどはデザイナーの“見てくれ重視”で使い勝手無視の設計失敗例でしょう。(私は窮余の一策で、小さなタオルを頭の下に敷いてました!)

尤も室内の広さ、清潔さや空調の良さに加え、日本語が話せるフロントの対応の良さとか、サービス面では問題なく、総合的にはこのホテルを選んで正解です。又、フルーツとミネラルウオーター2本は毎日容易されていました。(フルーツが毎日というのは珍しいことです!)

     

                                             (ベッドから風呂場が丸見え!の部屋)  ( 洗面台とバスタブ )  

  

   荷物を置くと、早速今夜の夕食へ。目指すはもちろん京鼎樓(ジンディンロウ)オーダーした内容はいつもと余り変わり映えしませんが・・・

      

 (つまみ=刻み昆布・固豆腐)   (本日の主役=小籠包)    (空芯菜と豆苗)

            

                                                                                           (海老炒飯)                 (酸辛湯)       (卵野菜スープ・・・食べかけでスイマセン)

   皆さん、「美味しい、美味しい!」と喜んでいただいて、案内した私もニッコリ。小籠包は6籠(=60個!)とって、料理のほかにビール6本飲んで、一人千円足らずという安さに一同大満足。

 おなかを満たした後は近くの温理沙奈理美容店(ウインザー)へ。本日はちょっと軽めに足マッサージです。ここの足マッサージは他店よりちょっとお値段高め(=40分で700元)ですが、他店だとモーレツに痛いのが、此処は頃合いの“イタ気持ちいい”ということなのです。「触られるのが苦手」というSさんも気持ち良さに目をつぶってウットリとしています。

                                                   (フットマッサージを終えてロビーで満足の表情)                                                             

   大人数で来たものだから、お店も大サービスで、「何処でも送りますよ」。お言葉に甘えて士林夜市へ送ってもらいます。先ずは美食広場へ。建物の中に入ったとたん、鼻をつく強烈な臭い!敏感なYさんは「ヒドイ!なんなの、これは?」 建物の中をぐるっと回って台湾B&C級グルメをじっくりと眺めるのも面白いのですが、初体験の臭豆腐の臭いに一行はもうノックアウト。  

   早々に退散して、夜市ストリートへと向かいます。皆さんかなりお疲れで「もういいよ」と言ってたものの、激安グッズを見つけると途端に購買意欲が湧いてきたようです。S夫人は息子さん用にとカルヴァンクラインのボクサーショーツをお買い上げ。 皆さん、「ショール」が”値段と肌さわり”で一番のお気に入りだったようです。  

          

                                                                                                                                     (カルヴァンクラインの小姐はちょっと可愛かったのでパチリ!)

                                                                                                             

 〜〜で、長かった一日が終了。初日ですが、もう長いこと台北にいるような気分です。

 

二日目(10/25・月)

 

 目覚めると先ずカーテンを開けて空を見ます。幸い雨は降っていません。(よかった!)

身支度を整えると、2階のモーニング・ブッフェへ。和・洋・中、フルーツ、ドリンク、ヨーグルトと一通りのものが揃っており味も含めて及第点。特にその場で作ってくれるオムレツが美味しい。(尤もオムレツのサービスは初日のみで、何故かその後は調理人がいませんでした) 尚、コーヒーは24時間飲み放題で、これは有難い。

          

今回のパックツアーは、2日目に市内見物昼食&夕食がセットされています。(食事は、お昼が鼎泰豊、夜は欣葉という豪華版デス!)

8:40にホテルを出発。8人で20人乗りのバスなので、ゆったりです。今日も簡さんの駄洒落まじりの愉快なガイドを聞きながら、先ずは列祀へ。到着する頃には、なんと、雲が切れて青空が見えてきたではありませんか!

此処は台湾の「靖国神社」みたいなところ(=中華民国に命を捧げた人達を祀るところ)ですが、今日は「終戦記念日」(=日本軍が施政権を返還した日)ということで、セレモニーが行われており、お堂の中には入れません。そこで、お堂から帰ってくる衛兵の行進を楽しみました。

           

                   

 行進を終えて、守衛に着いた衛兵と記念撮影。この衛兵は格別長身でした。此処の守衛は屋外なので、夏場の炎天下では大変苛酷な勤務になるようです。

 次はハイライトの故宮博物院個人だと正面ロータリーから長い石段を上っていくのですが、団体だとバスで横の坂道を走って、1階玄関へ横付けです。(楽ですが、やっぱり階段をあがったほうが、建物の偉容を実感出来てそのほうがいいかも) 一歩館内に入ると、大勢の人でごった返しています。大半は大陸からやってきた中国人のようです。

      

                                                                               (国父=偉大なる孫文先生の像の前で)

嘉義生まれの「本省(=台湾)人」である簡さんも此処へ来ると、中華文化の素晴らしさの説明に力が入って長広舌になってしまいます。時間は90分と短いので、もうちょっと説明は短くしてほしいのデスガ・・・。私は5年連続で見物していることになりますが、毎回展示物がかなり交代しているので、何度来ても興味は尽きません。

館内は撮影禁止なので、自分たちが見た展示品の一部をネット文献から拝借して掲載します。

     

(数ある展示品の中で、2大スターの「白菜」と「肉石」)

(簡さんが一番力説していた中国人の匠の技と執念が結集した透かし彫りの象牙細工品)

      

 (これは枕です!)        (紅色が鮮やかな康熙帝時代の壺)    (南宋時代の青磁鳳凰耳瓶

      

                                            (明代の青花黄彩花果文盤と五彩花鳥蒜頭瓶)

      

(青銅器)              (唐三彩)

90分は本当にアッと言う間で、特別展示の絵画(清朝時代の作品で、宋代の人物画像・・・まるで現代の作品のように色鮮やかです)を眺めると、簡さんに引っ張られるようにして、そそくさと館外へ。

次のスポットは民芸品店(というか、大型土産品店)です。我が夫婦の台湾旅行はいつも個人旅行なので、こういう類の店に入ることは無いのですが、「パックツアー」の“お約束ごと”として止むをえません。(この後もまだ何か所か控えています!)

ビルの地下へ降りると広大な店舗スペースがあります。食品、雑貨から宝飾品、工芸品、大型家具まで・・・在庫負担だけでも大変だなぁ〜〜と、ついつい昔の仕事の癖が出て、余計な心配をしてしまいます。ブラブラと歩いていると、故宮博物院の展示物を彷彿とさせる精巧な象牙細工品がありました。値札を見ると、約2,000万円です!

     

  さて、昼食は鼎泰豊(ディンタイフォン)」へ。12時をまわっているので、毎度のことながら店先は大勢の人でごった返していますが、簡さんは「大丈夫!私、カオですから、20分で入れます」と自信たっぷり。受付の小姐と二言三言掛け合ったら、本当に20分で2階の席に案内されました。(簡さん、スゴイのは駄洒落だけじゃないんだ!)

      

  料理内容は手配済みですから、一行が着席するや否や怒涛のように料理が運ばれてきます。

      

  前菜=昆布と固豆腐を刻んで、春雨やモヤシと和えたもので、昨夜「京鼎樓」のつまみ類から選んだのと同じもの。次は空芯菜炒め。そして野菜餃子(細かく刻んだ青菜がギッシリと詰まっており、アッサリ旨味で美味しい!

      

  海老シュウマイ(海老の下の豚ミンチは小籠包に相通じます)、そしてお目当ての小籠包・・・これはメインとあって一人当たり5個と豪気です!、次は酸辛湯・・・私的には十分美味しいですが、“酸辛湯通”のS夫人によれば「京鼎樓のほうが美味しいワ」

      

 細切り豚肉炒飯・・・女性陣から「昨夜もそうだったけど、台湾の炒飯って、どうしてこうパラパラで美味しいんでしょう!?」と声が上がります。次は海老餃子、そして最後は「こし餡の小籠包風」・・・上品な甘さでイケます。 〜〜以上次々と運ばれた9品を1時間足らずで完食。大満足でおなか一杯。(正直“格安ツアー”の昼食でこんなに出てくるとはオドロキです)

 ビール代金を支払って店外に出ると簡さんが待ってます。「どう、よかった?」、「もう最高!」。簡さんの話によると。以前大相撲の一行が巡業でやってきて、最終日、朝青竜が「そういえば、小籠包の店があるだろう?」というので勧進元ガ案内したら、「ウマイ、ウマイ!」と、朝青竜一人でなんと300個も平らげたそうです。

 

 再びバスに乗って、九份へ向かいます。九份は雨の多いところですが、台北市内を離れた途端、青空が消え、雲が広がってきました。(その後パラパラときた程度で本降りにはならず助かりました) 個人で行く(SOGO前からバス、或いは鉄道&バス)と、結構時間がかかりますが、専用バスでブッ飛ばすと40分ほどで到着です。

 先ずは展望台へ。高台の向こうに海が見えます。晴れていれば絶景ですが・・・でも少し霞んでいるのも結構風情があります。

      

 次にメインストリートへと入っていきます。月曜日ですが、台北近郊随一の人気スポットとあって大勢の人で賑わっています。

      

途中から階段を上ろうとすると、折悪しく工事中で“登り禁止”。時間が押していたので、簡さんはこれ幸いと「さぁ、皆さん此処から九份名物の階段を下りましょう!」 少し下ると人気スポットの阿妹茶樓の近くへ。このあたりは傑作映画「非情城市」(侯孝賢監督)のロケ現場となったので有名です。宮崎駿監督が「千と千尋の神隠し」のインスピレーションを得た場所の一つとも言われています。(薄暗くなっているので写真は不鮮明でスイマセン!

        

      

 

  1時間ほどで九份観光を終えると、再び台北市内へ戻って、次は「お茶セミナー」。大きなテーブルに案内されると明るく元気イッパイなおばさんがお茶を淹れながら丁寧な説明をしてくれます。

(Sさん)「おねえさん、元気だねぇ、若いねえ」

(おばさん)「そう?、有難う。いつに見えます?」

Sさん)「う〜ん、そうねぇ、さんじゅう〜ぅ〜」

・・・これには流石のおばさんも照れてましたが、実際は70歳近くになるのではないでしょうか?でも肌は張りがあって、動作も軽やか、ハキハキとして滑らかな喋りは説得力があります。(Sさんと私、二人して感心しきりデス)

凍頂烏龍茶、高山烏龍茶、阿里山烏龍茶、そして長い年月をかけて発酵させたプーアル茶と次々とテイスティング。どれもほのかな甘みと味わいがあって、台湾茶の良さを実感です。

     

  十分にお茶を味わった後は、お約束の「ショッピングタイム」。当然ながらお値段高めですが、テイスティングで風味の良さを納得したか、Hさんなどはいちばん高価な“何十年もの”のプーアル茶をゴソッとお買い上げ。お姐さんの笑顔が一段と輝きます。

 此処を出ると、更にショッピングは続いて、次は昇恒昌(=エヴァーリッチ)免税店へ。ここも地上建物の規模はそこそこですが、エスカレーターを降りると広大なスペースが広がってブランドショップがズラリと勢ぞろい。しかも中国人観光客でごった返しています。バブル全盛期の、女性客であふれかえったワイキキDFSを思い起こす光景です。勃興する中華バイイング・パワーの凄まじさを目の当たりにして、時代の移り変わりを実感させられました。

(これは日本人です!)

 免税店を出ると、次は夕食。台湾料理の名店「欣 葉」です。本日は本店ではなく、近くの雙城店。案内された部屋はウッディで重厚&豪華な部屋です。

  円卓に着席すると、昼間と同じように、次から次へと料理が並べられます。写真班としては大忙しです。みんなバスを降りるときは「お昼をイッパイ食べたあと、あまり動いてないから、おなかが空いてないワ・・・」とか言ってましたが、御馳走を目の前にすると、自然と箸が前に出てしまいます。

      

 いきなり「豚の角煮」・・・美味しいことは美味しいのですが、極品軒のトンポーローには敵いません。次は「イカとセロリ等の炒め物」・・・あっさりと上品な味です。そして「切干大根の卵焼き」 (断片の写真でスイマセン!)・・・これは美味しい!さすが欣葉と言えましょう。ビールに加えて紹興酒が進みます!

      

  「酢豚」はまぁまぁかナ! 「海老の素揚げ」・・・この店の海鮮はどれも新鮮ですが、カリッと揚がった大ぶりの海老は文句なし。頭からしっぽまで丸ごとバリバリと食べることが出来ます。「空芯菜」も鼎泰豊に負けず劣らず美味しいデス。

      

  「炒飯」・・・単品で出れば結構おいしいのでしょうが、これだけの料理のあとでの変哲のない炒飯なので、一同殆ど手をつけませんでした、「蛤のスープ」・・・これは上品な出汁が効いて絶品です。最後はサービスの「黄粉くずもち」・・・ひとり1個とさびしいので、急遽もう1品スイーツを追加。欣葉名物の「杏仁豆腐」・・・通常のそれとは違って、“もちもち”とした食感が堪りません。

 またまた大満腹になったところで、本日のツアースケジュールは全て終了。後はホテルに帰るだけですが、女性陣5名から「今夜も足マッサージに行きたいワ!」との声が上がります。簡さんに無理をいって温理沙奈理美容店へ立ち寄ってもらい、5人を下ろすとSさんと我が夫婦はホテルへ戻ります。

 

 Sさんはロビーでパソコンを開いて情報チェック。部屋に戻った私は一息入れると、近くの寧夏夜市探訪へ。(Sさんも軽く出掛けたそうです) 商店街の真ん中の道路に屋台がズラリと並んでおり、地元市民で賑わっています。食べ物屋台だけで、市林に比べると小規模です。体重を減らすため(?)雙連站まで歩いてUターンすると、古早味豆花で紅豆・豆花をテイクアウト。豆花愛好者の妻は早速ペロリ平らげます。

 あとで聞いたところによると、私が散歩していた時間帯、女性陣はI bさんと I kの部屋に集まって、I bさんが持参した「足健康器具」にトライして大はしゃぎ。女子学生の修学旅行みたいな雰囲気でおおいに盛り上がったそうです。「これがこの仲間の旅行のいいところなのヨ」とは、妻の弁。

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