’04ハワイちょっとディープなオアフ

 (7/31〜8/8、’04)

   

準備編

どこにする?・・・、 やっぱりハワイ

さて、1月に会社の年間カレンダーが決まると同時に、夏休み旅行の準備がスタートする。今年は7/31からの1週間。昨年のようにお盆ではないので手配にも少しゆとりがありそうだ。

何処にしようか?と思案しながらネット検索をしていると、ニューカレドニアという文字が眼に飛び込んでくる。その昔、森村 桂さんの「天国に一番近い島」で一躍脚光を浴びた処。当時、「私には一番遠い島」という感じであったが、時差は少ないし、今や飛行機も直行便があって、しかも料金はハワイと変わらない。島のコテージも$70くらいかある。

「オオッ、これは」と思って、さらに掲示板をよく読むと、「・・・8月の水温は21℃くらい、泳げないことはありませんが、気合を入れて水に入らないといけません・・・」とある。“気合を入れる”のは浜口 京子の親父さんに任せて、即断念。(いずれ将来、悠悠自適の身分になったら行こう、でも女房が一緒するかな?

 で、やっぱりお手軽ながら、ハワイに決める。今年はオアフに居座って、『ちょっとディープなオアフ』をテーマにしよう!(・・・ディープでなくて、チープではないかえ?〜〜との影の声あり・・・)

飛行機手配

  1月下旬になると航空会社の「早割り」がネットに登場。先陣を切ってJAL。・・・しかし一番安い「悟空35」は滞在日数6日という制限がつけられている。(確か去年は無かったゾ)大体、この種チケットで個人旅行をしようという人はある程度の長期滞在が主流であり、この制限はユーザー無視、CS志向ゼロのイジワルなものとしか言いようがない。JALの営業はいったい何を考えているのだろうか?

 しかし案ずることはない。数日遅れで発表になったANAの「GET」は短期滞在の制限も無く、料金も3万円ほど安い。フライトを決めると,次は画面上のイラストを見ながら、座席指定も出来る。ほんとに便利になったもんだ。

 もっとも、GWを過ぎたころに、「イーツアー」を検索していると、CALで「8万円弱」というのがあった。“我早まてり〜い!”であるが、「GET」をキャンセルすると、3万円とられるから結局同じことになる。いやぁ、お盆時期でなければ慌てることはないんだという、「教訓・その1」である。

ホテル手配

 たまには「B&B」なんてのもいいかなぁと、邦人女性がココヘッド近くで経営して評判のよい「レイアハウス」へ申し込むと、「夏場はリピーターが前年帰る際に仮予約で押さえてあるので、近くにならないと返事できません」との回答。ずっと空くのを待っているのもなんなので、アッサリ諦め、ホテルに方向転換。

 こういう場合、オアフで頼りになるエージェントが、「UIトラベル」と「クリタツアーズ」。今回は一人なので「安い、便利、そこそこ快適」が3つのキーワード。この基準を満たす処としては「クリタ」斡旋の「ワイキキサンドヴィラ」のスタンダードが$60(税込み)と最安値。ホテル自身のネット割引価格よりも更に安いので、ここに決定!

 サンドヴィラは3度目とお馴染みであるが、7泊ず〜っとでも飽きるなあ・・・ということで調べてみると、「パークショア」のOVが$89(税込み)だと。これもホテル自身の割引価格よりも安く、ワイキキビーチ沿いのOVとしては破格の値段! “♪たまにはババァ〜ンと♪”ということで、7泊のうち後半3泊をパークショアに決定。

 UIさんもそうだが、クリタさんもメールでのやりとりは迅速・丁寧。CS度はたいしたもんだ。(後のことになるが、帰国したら、“ご利用御礼”のメールが入っていてビックリ。こちらこそお礼を言いたい大満足であったので、折り返し感謝のメールを出したことでありました)

  出発の1週間前に連絡をとって、代金をクレジット決済。これで準備完了。もう機内にいるような気分になる。

旅行編

/31(土)・一日目

出発〜機内

  いつものようにスーツケースは事前に宅配便で送り、当日は快速電車で成田へ。ANAはJALと違って便数が少ないから、チェックインも楽である。ネット予約だと、チケットも「E−チケット」といって、自分で予約内容をプリントアウトした「紙っペら」を持参。ここで往復航空券に差し替えかと思ったら、くれるのは搭乗券だけで、この「紙っペら」は大事に帰国時のチェックインまで保管してなければならない!

 時間に余裕があるので、(これなら1時間前に来たって大丈夫ダ!)、ゴールドカードのメリットを受けるべく、駐車場方面のVISAラウンジへ。ところが着いてみると「レストラン街の隣へ場所が変わりました」との張り紙。

 場所的には以前より便利になったが、中身はずいぶんと「合理化」が進んでいる。先ず全カード会社共通のルームで、以前ほどの落ち着いた雰囲気はない。「ラウンジ」のイメージとはほど遠く、たんなる「控え室」といった感じだ。週刊誌や新聞も無く、ビールも有料になっている。

 合理化といえば、以前ANAはサービスや食事などに国際線進出にかける意気込みとエネルギーが強く感じられたものである。しかし、今回はUAとの共同運航便というせいもあってか、機内食も「てんぷら丼」又は「ハンバーグ丼」。で、「てんぷら丼」を選択したが、蓋を開けると、メダカみたいなエビが2匹と野菜が少しころがっているというお粗末なもので、これじゃあもう、かつての意気込みもエネルギーも喪失で、トルコ航空やエジプト航空にだって負けちゃうよ!といった感じである。(なお、帰りも「若鶏テリヤキ丼」と「マヒマヒ丼」で、同じようなもんであった!)

 ま、なんにしろ往きは、食事⇒歯磨き&トイレと、サッサと済ませて眼を瞑るに限る。 Z Z Z・・・

ホノルル到着

 揺れも無く、定刻でホノルル到着。〜〜ウン?、少し雲が多いかな・・・

 今回はおじさん狙い打ちの「ヌキウチ検査」もなく、イの1番でイミグレを通り、スーツケースを拾って税関を抜けシャトルバスへ。幼な子を抱えた米人の家族がわんさかと荷物を持って乗車し、この乗降でずいぶん時間がかかった。ハレコアホテルへ行ったから軍属なのであろうが、この御一行ならタクシーのほうが楽ちんで安上がりなのになァ?と、不思議であった。

 ともあれ,順調に1時前にホテル到着。チェックイン・タイムは3時であるが、すんなりと部屋へ。サンドヴィラは概ね即時チェック・インが可能なので、有難い。

2階の215号室。プールに近いほうで、眺望度はゼロ。・・・まぁ値段が値段だから仕方ないか、改装後で室内は綺麗だし、いちおう二方向・窓の角部屋だしネ・・・と納得。

  

  〜〜しかし、話は飛ぶが、夜寝ようとするとエアコンの音に冷蔵庫の音、更に何かの機械音が加わって雑音の交響曲、“ヴァウ〜ン、ヴァウ〜ン”とハウリングして、なかなか寝付けない。コリャたまらんなぁ!・・・しかし、周りからの騒音なら致し方ないかなあ?・・・と諦めていたが、翌朝起きて窓を開けてみると、なんと真下の地面にホテルの発電機(?)があり、これがハウリングの原因と判明。ホテル自身の原因なら!と、さっそくフロントへ行って、「騒音で眠れないので部屋を替えてほしい」とお願い。フロントは「分かりました。後でチェックアウトの状況を見て、空いた部屋に替えておきます」とアッサリ了解。

〜で、夕方帰ってきて、替えてもらった新しい部屋は1213号室。最上階の角部屋で、ラナイへ出るとなんとなんと、ハイアットホテルのツインタワーの向こうに青い海が見えるではないか!オーシャンビュー・・・というのはチと大袈裟だが、まあPOVか!。そしてもう一方にはアラワイゴルフコースからマノアへの丘陵も見える。最低ランクからベストルームへのランクアップで、まことにラッキー。いやぁ、お願いはしてみるもんです。

  (1213号室からの眺め)

ハワイ・パソコン事始

  部屋に荷物を置くと、先ずは昼飯。いつもの如く、ヤミーBBQにしようと、IMP(インターナショナルマーケットプレイス)へ赴くが、手前の中華バフェが$6と安かったので、即方針転換。此処はいつも夜利用しているが、半値の昼間もメニューにさほど差はなく、お値打ちスポットだ。但し此の店は、何故かネットで話題になることも全くと言っていいほど無く、従って日本人の姿は殆ど見かけない。

 満ち足りて、ホテルへ戻るとロビーのバーの奥にあるパソコンコーナーへ。このホテルの宿泊客はパソコンを無料利用できるのだ。5台のDELL・ノートがあって、30分のパスワードカードを貰って使用するのだが、概ね空いていて、事実上使い放題なのだ。張り切って立ち上げるが、初心者では「hiragana」を出すのに一苦労。

  やっと「Yahoo ,Japan」を出して、ひらがなを打ち込むと直ぐにバケてしまう・・・というような次第で、初心者レベルならではの、冷や汗タラリの悪戦苦闘。 ふと空を見るといつの間にか厚い雲に覆われ、そのうちにザァ―ッと一雨来た。軽いシャワーなんていってられない、本降りだ。本来快晴が続く時期のハズなのにいやな予感。(そして。この予感は後日的中することになる・・・) 

アロハタワーへ

  暫くして、日差しが戻ってきたので、夕方の散歩を兼ねて外出。どちらへ行こうか?・・・特段の当てはないが、アロハタワー方面を目指す。「チャイズ」かあるいは「ド・ホー」で、ライブを見ながらイッパイでもいいかナ・・・という気分であったが、覗いてみると、どちらも本日のミュージシャンはイマイチで、既にハッピーアワー(=6時まで)を過ぎていたので、海っぺりを散策。

岸壁には復元した帆船が舫(もや)っている。静かな夕暮れ時、一瞬、甲板の奥からヒョイと、「スパロウ船長」(=映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」)が現れるような幻想にとらわれる〜。次に、入管事務所の前の港には立派なクルーズ船(ノルウェイジャン号?)が繋留していたので、記念にパチリ。

 

  かなりバスの時間待ちをしてワイキキへ戻ると、もう8時過ぎ。晩飯はやっぱりペリーズ・スモーギー。夕食には出遅れ時間なので、並ばずに即テーブル⇒即食事が安直でいいのダ。初めてここのローストビーフが美味しく感じられて、自分の舌のレベルが落ちたのかナ?、いや、美味しければいいではありませんか!・・・。それはともかく、最後にパパイヤをメイッパイ平らげると、満ち足りた気分になるのだ。

  ホテルへ戻ると再度パソコンに挑戦。やっと「ひらがな」を出して、「モーハワイ.コム」 の掲示板に投稿を始めたはいいが、この台は日本人に酷使されていると見えて、キーの文字が消えかかっている。ブラインドタッチの人ならなんてことはないのだが、“2本指打法者”としては、一難去って又一難の一苦労だ。 ・・・おっ〜とーー、パソコンやるために態々ハワイまで来たわけじゃないんだから、あまりのめり込まないように 注意、チューイ!

 ほどほどで切り上げて、ご就寝。・・・前述の如く雑音で難儀したが、日本出発後ほぼ24時間ぶっ通しで起きていたので、そのうちに  Z ・・・。

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