不滅の音楽


  映画と主題歌、ともに不滅の作品といえば、「風とともに去りぬ」(ヴィクター・フレミング監督、クラーク・ゲーブル、ヴィヴィアン・リー主演)の「タラのテーマ」に尽きるであろう。
この作曲がマックス・スタイナー1888〜1971、ウイ−ン生)で、彼は29年「Bond man」から〜65年「Two onaGuillotine」迄の36年間で実に300本近い作品を創っている、映画音楽のキングといえるであろう。戦前に「キングコング」、「スタ−誕生」、それに「カサブランカ」(マイケル・カ−チス監督、ハンフリ−・ボガ−ド、イングリッド・バ−グマン主演)、戦後に「ケイン号の叛乱」(エドワ−ド・ドミトリク監督、H・ボガ−ド、ホセ・ファ−ラ−主演)、「トロイのヘレン」(ロバ−ト・ワイズ監督―ロッサナ・ポデスタが奇麗だ!、B.Bも出ている)、そして彼の戦後の代表作が「避暑地の出来事」(デルマ−・ディヴィス監督、サンドラ・ディ、トロイ・ドナヒュ−主演)の「夏の日の恋」、これはパ−シ−フェイス楽団の演奏等でお馴染みの永遠のスタンダ−ドナンバ−だ。

レナ−ド・ロ−ゼンマンの「エデンの東」(エリア・カザン監督、ジェイムス・ディ−ン主演)も不滅だ。ロ−ゼンマンはその後「理由なき反抗」(ニコラス・レイ監督、J・ディ−ン、ナタリ−・ウッド主演)「ミクロの決死圏」(リチャ−ド・フライシャ−監督、スティ−ヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ主演)「バリ−リンドン」(スタンリ−・キュ−ブリック監督、ライアン・オニ−ル主演)等50本程の作品があるが、第一作の「エデンの東」に及ぶ曲は無い。

 J・ディ−ンといえば、「ジャイアンツ」(D・ティオムキン/ジョ−ジ・スティ−ヴンス監督、エリザベス・テイラ−・ロック・ハドソン主演)のテ−マも雄大でいい。チャップリンの「ライムライト」もまた不朽の名曲の一つだ。

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