8月12日(日)

 朝はゆっくり・・・と思っても、全面の窓から光が差し込むので7時過ぎには目が覚める。昨夜の雨がうそのように、天気も回復したようです。妻を起こさぬようそっと部屋を出てロビーを抜けると、工事中のヒルトンラグーンの横を通り、ワイキキビーチの一番端っこの波打ち際まで散歩。駐車スペースから直ぐビーチに出られるとあって地元サーファーが集まっている。強い日差しになる前の爽やかな朝がワイキキの値打ちの一つである。

 小一時間で部屋へ戻り、グァバネクターを1杯飲み干すと出発の準備。今朝は妻のリクエストに応えてカハラホテルの「HOKU‘S=ホクズ」のサンデーブランチに出掛けるのです。(だから朝食は抜きなのだ)。

人気のブランチというので、日本から予約を入れておきました。10:30〜というので、少し余裕を持ってホテルへ到着。従業員の笑顔に迎えられてイの一番で入場し、リクエストしておいた窓際の席へ案内される。先ずシャンパンがサービスされます。綺麗なカハラの海を眺めながら、朝からシャンパンをクィ!というのがちょっとリッチな感じでいいですねぇ。

一息いれると、現実に戻って(?)とりどりの料理に挑戦。シーフードがメインとあって、ロブスター、タラバ、ズワイ、シュリンプ、スモークサーモン、刺身に寿司、ハマグリとムール貝の蒸し物と品数豊富。私は先ず殻付き生カキからスタート。レモンを絞り、ちゅるりと舌に運ぶと“新鮮で芳醇な海の香り”、まさに“海のミルク”という表現がピッタリの味わいです。都合20個以上を頂きました。 ロブスターにズワイの爪、そしてプライムリブのローストビーフも文句なしの美味しさです。

1時間を過ぎるとさすがにお腹がいっぱいになってきたので、フルーツ〜デザートへ。チョコレートファウンティンもあります。(尤も、とりどりのケーキ類は日本のホテルのブッフェのほうが上でしょうか。)私としては自家製のマカデミアチョコが気に入りました。$135(二人分・税サ込み)弱になりましたが、料理・雰囲気・サービスと、全て大満足で、まあ、たまにはこんな贅沢もいいでしょう。

   

 

   

食事のあとは、ホテルの庭やビーチを散歩。池にはイルカや亀が泳いでいます。庭はワイアラエカントリークラブへと繋がっています。ワイキキの喧騒を離れ、時間がゆっくりと流れているような感じです。

   

カハラはオアフ屈指の高級住宅街です。(妻)「タクシーだと、サッと通り過ぎてつまんないから、帰りはカハラモールまで歩いてみましょうよ!」 普段から多摩川べりを歩いて鍛えている連れ合いとしては異存はありません。で、怪訝な表情で見つめるドアボーイを後にして、物好きな夫婦はカハラのビーチから高級住宅街の探訪を開始したのでありました。

   

上写真左:ビーチ沿いの公園では野外パーティーが始まってます・

  写真中:こんなに大きなバニヤンツリーもあります。

  写真右:門構えも立派な邸宅が並んでます。

 見事な椰子の並木道を進むと、ピンクのハイビスカスが満開の並木がず〜〜〜っと向こうまで繋がってます。ゴルフ場の生垣なのです。

   

 で、炎天下の中を約40分ほどの散歩を楽しんで(?)カハラモールへ到着。少し休憩してここからはバスでワイキキに帰還。 まだ時間はたっぷりとあるので、ワイキキの目抜き通りの探訪開始!先ずお約束のクヒオビーチの突堤で定点観測。

    

 それからロイヤルハワイアンショッピングセンターの改装工事を検分して、妻の手引きで奥にある「ピンクハウス」の正面入り口へ。本当に周りがピンクに染まってしまう感じがします。妻の言うとおり、ビーチに出ての眺めはワイキキ随一かもしれません。

   

          (RHSは工事中)  (ピンクハウス)  (おじさんもピンクです?)

明日からのためにABCストアで4日間のバスパスを購入して、4時過ぎにようやくホテルへ戻りました。

「今夜はホテルの隣にあるチャートハウスへ行ってみよう。俺はプールで汗を流してくるから、お前さんもシャワーでも浴びて一休みしたら」と言い置いて、私はプールへザブン!水に入ると我に帰った感じです!

チャートハウスは5時からがハッピアワー。お酒やププ(=おつまみ)が割引料金になります。いろんな体験者のコメントで窓際でサンセットを眺めると気分は最高とあったので、5時半前には窓際の席を確保しました。

先ずは飲み物・・・私はスーパードライ、妻はここの名物・フルーツマルガリータのうちからマンゴ・マルガリータを選択。マルガリ−タは「スムージー」の状態で、妻は一口啜るなり「まぁっ、美味しいわ!」と満足の様子。

ププは、カラマリフライ(=カラマリとは烏賊のことです)にシーザースサラダ。フライはサラダオイルで揚げたのでしょうか、ふわっと軽い感じに揚がってます。妻はサラダのドレッシングがお気に召したようです。

で、サンセットですが、この季節は6:45くらいですから、まだ1時間ほど待たなくてはなりません。なにしろオープンエアーになってますから、日よけがあっても結構暑いです。

6時を過ぎると、目の前で、男性ギターデュオのライブが始まりました。当然ハワイアンかと思いきや、二人の得意畑はアメリカンポップス。声量がなく、これなら一昨日のイリカイのトリオのほうがずっと上です。

日没までもたないので、ハウスワインとここの名物料理・スタッフド・マッシュルームを注文。−椎茸ほどの大きなマシュルームの笠にエビとカニの和え物を詰めた代物で、本体の味は悪くありませんが、敷き詰めたマッシュポテトのガーリックが強すぎて鼻につきます。で、二人の評価は★(=星ひとつです!)

   

                     (トリオです?)    (サンセットは見事です!)

 演奏が休憩に入ったところでチャートハウスを出て、少し暮れなずむマリーナ周辺を散策。

         

          (バックはイリカイ)          (今回の写真で一番のお気に入り!)

8月13日(月)

 今日はホテルを移ります。昨夜のうちにあらかたスーツケースに詰め込んだので、朝食は近くのワイラナコーヒーハウスへ。昨年の体験で私は若い女性陣に人気のエッグス&シングスより、ワイラナのファンになったのです。24時間営業でいつも早起きの白人たちで賑わっていますが、7時過ぎに行くとすんなり席に案内されました。

モーニングセットのカリカリトーストが気に入ったのですが、今年はメニューが変更になったようで「24時間モーニングセット」という論理矛盾(?)のメニューがあります。一つ目の皿には直径20 cm近くの大きなパンケーキが2枚。(メープルシロップ・ココナツシロップ・ブルーベリーシロップのボトルが添えられます。しかもパンケーキは食べ放題なのです!)もう一つの皿には卵2個(=我々はスクランブル)とカリカリベーコン。

    

先ずパンケーキにメープルシロップをかけて口に入れると、ふわぁ〜っとして、淡雪が解けるように舌の上でとろけていきます。この“ふわふわ”感がたまりません。妻も「これならエッグスンに負けないわ、サービスはいいし、コーヒーも美味しいし・・・」と、一朝にしてワイラナ派に転向です。

チェックアウト(10時)まで時間があるので、通りを渡って、ヒルトンホテルのエリア内を散策。田舎者はホテルの建物の間に大鳥居や中国寺院もどきまであるのを見てビックリ!

その後ビーチに出て、工事中のラグーンの脇を通り、昨日の朝私が散歩したビーチの外れを通ってイリカイに戻る。この“外れビーチ”からの眺めはちょっとしたものです。

       

(ヒルトン神社?) (ヒルトン前のビーチ)  (以下は外れビーチ)

     

          (絵葉書的な写真が撮れます!)     (双頭の鷲のような椰子の木)

 10時にイリカイを引き払って、アンバサダーホテルに移動。フロントには丸刈りで、ちょっと見にはイカツイ感じだけど、その実、大変親切な(=妻の解説によると)男性がいます。

妻:「部屋はどうかしら?」  

フロント:「前のお客様はチェックアウトしてますから、12時には入れますよ」 

というので、妻の要望で、自然食品の店=ダウン・トゥー・アースへ出掛けます。昨年妻が発見したこの店の優れものが「大粒のドライ・ブルーベリー」です。妻はあるだけ買い占める意気込みで行ったのですが、3袋しか残っていませんでした。

    

(ダウン・トゥー・アースの店先と店内)

 妻にとっては、聊か欲求不満の残る店を後にして、アンバサダーへと戻ります。部屋は1313号室・・・ということは、よく考えても考えなくても13階の13号室。ムムッ・・・不吉な感じ!・・・ところが、かのフロントによると「13号室は各階で一番いい部屋なんですよ。」・・・つまり、スチュディオからワンベッド・スイートへ、ランクアップしてくれたのです。

 ドアを開けると、広〜〜〜い! 角部屋で寝室とLDKの2部屋。キッチンはピカピカ、リビングのエアコンも新しく、温度調整が出来て音も静か。親切なフロントの日系男性に感謝感謝!であります。

   

 そしてテラスからの眺めも文句なしです。部分オーシャンビューになってます!

   

「ここなら部屋でずっと居られるわね」、{うん、落ちつくなあ〜〜}と言っても、実際はじっとしている二人ではありません。荷物の整理もそこそこに、土産品等の買出しにコスコに向けて出発です。

これまではワールドパースン社の「コスコツアー」のお世話になってましたが、春先に日本で会員(年会費4200円)になったので、今年は自力で買出しが可能です。昨年はイヴェレイ店へ行ったので、今回は58番に乗ってハワイカイ店へ向かいます。(尚、関東のコスコ=日本ではコストコと言います=は、7月に川崎臨港店が出来たので、我が家にとってはぐんと使い勝手が良くなりました。)

ハワイカイは、ココヘッドをバックにラグーンのような入り江の瀟洒な感じの街並みです。タウンセンターのいちばん奥に店舗があります。既に14時近くになっているので、先ずは名物のジャンボホットドッグで腹ごしらえ。ソフトドリンク飲み放題で、税前1.5とお値打ちの一品です。ちなみに、日本の店では263円)

   

          (リゾート気分です) (奥まで歩くと疲れます)(ジャンボドッグ)

 飛行機の重量制限を考慮して、従来よりは控えめに買い物を終える。帰路途中でロス・ドレス・フォーレスに立ち寄ってバス停に戻ると、タイミングよく58番がやってきたので効率よく戻ってくることが出来ました。

7時のクローズまで少し時間があるので、プールへ急ぐ。昨年は入る時間が無かったので、アンバサダーのプールは初体験。長さ10mちょいと小さいですが、イリカイやハイアットのように底が「片側急深」でなく、フラットなので端から端まで泳ぐことが出来ます。日差しが落ちて、強い風に肌寒いくらいですが、誰も居ず、自分専用のプールです。30分余りノンストップでクロールを繰り返し、爽快な気分になりました。

部屋に戻ると、妻が手際よく料理を用意してくれてます。酎ハイのつまみは、ハムとタマネギのオムレツ、トマト・アスパラ・レタスのサラダ。キムチ(フードパントリーで購入)と味噌汁でご飯。食後はKCCのパパイヤ・・・とシンプルなメニューです。

朝、移動のタクシーで、運転手が「台風が来てるようだよ」と言っていたので、TVの気象専門チャンネルを点けると、ハワイ島の南近くに大きな渦があります。進路予想図はハワイ島→カウアイ島に沿ってハワイ諸島の南海上を進むことを示しています。結構勢力の強いハリケーンのようで、明日ハワイ島の官庁。学校は休止だと。ワイキキの予報は向こう3日間“曇り&雨”で降水確率は14(火)=30%、15=60%、16〜17=30%、18(金)になってようやく“曇り&晴れ”と回復の模様。  

「ありゃ〜〜っ、ほんまに台風が来るんや! ついとらんなぁ・・・」

「私が一人でいた間はピーカンだったのに・・・あなた雨男だわよ」

嵐を呼ぶ男やなぁ!、いや冗談言ってる場合やないゾ。ハワイの天気予報は当てにならないそうだから、とにかく外れることを祈ろう」

「私が晴れ女だから、大丈夫よ」

〜〜かくてアンバサダー初日の取る葉更けていきます・・・。

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