/10(日)・2nd Day

  今日は「ゼロ・グラヴィティ」のヒロさんの「モロキニツアー」(税込み$75)に行くので、早暁5時過ぎに起床。しばしラナイで朝風を浴びて朝食。(グァバネクター、牛乳、生野菜、クロワッサン+グァバジャム=甘いだけでグァバの香なし!) コナでもそうであったが、この爽やかな朝のひと時がいちばんの値打ちである。

 約束の6:20に、故・真砂女さんの孫娘、カナさんが迎えに来てくれ、5分でカマオレビーチ3の向こうのキヘイボートランプへ到着。本日の乗客は5名=横浜からの30台後半と思しき夫婦と私がスノーケル、ヤングカップルがダイビング。スタッフのヒロ・キャプテンとダイビングインストラクターのミワコさんとの合計7名が「アロハカイ」号(2000年製26フィートのカタマラン=90馬力ホンダ船外機2基搭載の高速艇)に乗り込むや、直ちに桟橋を離れモロキニ島を目指す。エンジン全開、バーン、バーンと波を切って進む。今朝は少し風が強く波が立っているので、酔い止め薬を飲んでおいて大正解。目の覚めるような鮮やかなマリンブルーの海を見ながら、ハレアカラから上る朝日と波を切る風を浴びて、じつに気分爽快。

   

  (キヘイボートランプ)      (カナさんです!)         (ヒロさんとボート)

20分ほどでモロキニ到着。ほぼ一番乗りだ。「大型船が着く前の今がいちばんいいタイミングだよ」というヒロさんの声に押されて海へ入る。3度目の体験ながら、抜群の透明度はやはり感動もの。しかし環境保護の為(当然!)餌付けをしなくなったこともあってか、ビックリするほどの魚がいる訳ではない。(魚の豊富さと安直度ではハワイ島のケアホウビーチが優るし、カアナパリのブラックロックで遊んでれば態々(わざわざ)ここまで来る必要もないかな?・・・という印象である) 朝早いので水温は27度位。予定の40分ほど遊んでいるとすっかり体が冷えてしまった。(年を感じる!)

  甲板に上がると、体を温めつつチリ・サルサ(=船のサービス)をつまみながら第2のポイントへ向かう。マケナビーチ近くに海に向かって張り出した丘(=赤い岩肌なので「レッドヒル」と呼ばれる)があり、その近くが海亀のポイントだそうで(実際、前方に息継ぎに上がってきた亀の姿を捉えることができた)、運がよければマンタにも会えるとか。

ヒロ:「向こうに見えるのがビッグビーチ、手前がリトルビーチです。手前のビーチにはあまり近づかないよう    に」 (※リトルビーチはヌーディスト・ビーチとして有名?)

ミワコ:「ホント、ダイビングしてて、スッポンポンのスノーケラーと出くわすとビックリしますよ」

私 :「小さな亀にも会えるんだな」

ミワコ:「キャハ!」

冗談はさておき、再び海に入ると。底のほうに亀が3匹泳いでいる。更に潮の流れにそって、リトルビーチ方向へ流されていくうちに、巨大なマンタ(=オニイトマキエイ)ではなかったが、大きなマダライトマキエイが(合計3匹)悠々と泳ぐ様子を楽しむこともできた。結構楽しいポイントだ。

   

   (モロキニの海)           (亀)             (マダライトマキエイ)

   

(やっさん?いや、ヒロさん!)    (リトルビーチ)→→→→→(更に近づいてみましょう)

  船に戻ると、ヒロさんが「今、イルカが走っていったよ。さあ、少し探してみよう」というので、しばらく辺りの海を走ってみるが、結局見つけることはできなかった。予定の時刻(10:30)近くになったので港へ戻り、再びカナさんの車に送られてコンドへ戻る。大型船で行くのと違って“アットホームな手作り感覚”の満足のツアーでありました。ヒロさん&カナさんそしてスタッフの皆さん、今後とも日本から訪れる人達の為にも頑張って下さい!

さて、今日の昼食は?・・・レイボーモール隣のカマオレショッピングセンターの2階にある「広東シェフ」へ行ってみよう。中へ入ると結構な広さで、多少くたびれた感じながら、構えとしては「中の上」の雰囲気。ところが日曜の昼だというのに、なんと客はゼロ!(どうなってんだろう?)バーコーナーで太っちょのおばさんが接客そっちのけで、携帯で話し込んでいる。(誰もいないんだから仕方ないか!)

一部日本語付きのメニューを見ると“しるそば”として、Wantan , Wantan Mein ,Wor Ton meinと3種ある中から、「ウオー・トン・メン」($7.25)を注文。なにしろ他に客はいないから素早く出てきたその内容はというと・・・「白菜の湯麺」に牛角煮・焼き豚・蒸鳥をゴソッとぶっこんだもの。大分量の肉類はどれも結構美味しかったが、「麺」は細めでコシがない。そして「湯」は淡白というか、ダシや塩の味が殆ど無い。総合評価が難しいところであるが、まあ肉類のボリュームと値段で「可」としましょう。

部屋で少し休憩した後は、前のビーチ1へ繰り出す。部屋のラナイの隅に軽めの折り畳みチェアとボディボードがあったので、それを持っていく。今日は結構風があって、少し大きめの波なので、童心に返り(!)ボディボードの真似事をして遊ぶ。もとより体重とキックの弱さでそうそう波を乗りこなすわけにはいかないが、歳を忘れて楽しみ、波打ち際で砂まみれとなる。遊び飽きた後は、波間に浮かんでプカリプカリ。こうしていればこの世は極楽!といったところだ。

泳ぎ疲れたせいか、それほど食欲はないので、夜は「広東シェフ」で「春巻き」をツーゴーし、ビールのツマミとオカズにする。あとはパックライスに生野菜と永谷園の「ゆうげ」でディナー、いやサパーのコース完了。

食後、TVのチャンネルを回していると、懐かしや「グレートレース」をやっていた。もう40年近く前の作品だがカラー映像がずいぶんと綺麗である。笑っているうちに眠気も吹っ飛び、結局最後まで見てしまう。豪華絢爛のハチャメチャ大喜劇であるが、ジャック・レモン入魂のナンセンス演技を見て、改めて彼って凄い役者だったんだなあ!と実感。トニー・カーティスの大根振りもご立派だし、ピーター・フォーク(=後に刑事コロンボ)のおとぼけもいい。ハワイアンが聞けないので、名花・ナタリーウッドが唄う名曲「Sweet Heart Tree」(作曲:ヘンリー・マンシーニ)で心を癒す。・・・かくて今日もいい一日が終わりました。

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