3日目(12/6・月) ・・・クルーズ2日目=終日クルーズ

 

 今日はシチリア島目指して終日クルーズです。日の出が7:08ということなので、早起きして11階のデッキへ。“早起きは三文の得”で、地中海の日の出を拝むことができました。

       

  朝食は11階のブッフェで。ガラス越しに地中海を眺めながらゆったりといただきます。どうやら少し優雅な気分になってきたようです。食後はデッキを散歩。天気も良くて気温も上がり、とても真冬とは思えません。海からの風が心地よいくらいです。

 その後は12デッキのトレーニングルームで軽くマシーンランニング。あっという間にお昼になりました。

  昼食はメインダイニングでいただきます。フリーシートでウエイターに案内されるまま、着席します。妻の隣はバンクーバー在住の韓国女性アーティスト、私の右手はシカゴで薬局を営んでいる中国人夫婦(祖父の代に香港から移住したとか)・・・といった按配で、同じ東アジア系でも国際色豊かです。

      

  メニューはメインとデザートですが、一番の優れモノが「サラダバー」で、コーナーには30種類以上の素材がカットされて並んでいます。各種野菜、オリーブ、ナッツ、シリアルと言った「植物系」に加え、茹で卵、シュリンプ、スモークサーモン(=脂の乗り具合がよく船内の食材としては一番美味しい!)、生ハム、各種チーズと豪華です。  コックに望みの品を少しずつ入れてもらっても最後は山盛り。好みのドレッシングでトスしてもらうと出来上がり。私は現在”お気に入り“の「オリ−ブオイルとバルサミコ」をふりかけてもらってパクつきます。もう、これだけでお腹いっぱいになりそう。(・・・船内で一番美味しかったのがこの「特製サラダ」だったかもしれません。)

       

(メインは“軽め”にパスタ。「トマトソース」と「カルボナーラ」、デザートはシューアイス&チョコソース)

   午後ものんびりとデッキを散歩。左舷の向こうにサルディニア島や周辺の小島が見えてきました。見渡す限りの大海原が続いた後に、こうした島影が見えてくると何故かホッとします。

           

 食べてばかりではなんなので、ソラリウム(室内プール)でひと泳ぎ。小さなプールですが、歩測すると約13m=往復で25mですからまぁちょっと泳いだ気分にはなれます。(広い屋外プールもありますが、さすがにそこへ飛び込む気にはなれません。)入ってみると、水はショッパイ「海水」で結構冷たい。気合いを入れて泳ぎ始めますが、15往復もすると体が冷えてきてジャグジーに飛び込みます。隣の白人女性が「そんなに泳いで彼方いったい何歳なの?」、「65歳デス」と言ったら「オ〜ォ!」・・・信じられな〜いといった表情をしておりました。その後も「泳ぐ⇔ジャグジー」を繰り返して。結局1km強を泳いで、体も気分もスッキリしました。(なにしろ、アッという間に、次の食事の時間が来る感じなので、その間に如何にお腹を空かしておくか?が、“快適なクルーズライフ”の秘訣の一つなのです!)

(中央がジャグジー)

   さて、今夜のディナーはドレスコードが“フォーマル”です。6時前になると、生バンドの演奏が流れるセントラムのロビーからメインダイニングにかけての通路には、着飾った女性たちが華やかな雰囲気を醸し出します。日本人の中には和服や羽織袴のカップルもいます。惜しむらくは、この規模の船だとメインロビーがそれほど広くないので混みあって、女性陣の優雅な姿をゆったりと眺めることが出来ません。(映画=「タイタニック」や「ポセイドン・アドベンチャーT&U」で見たシーンとはちょっと違いました。・・・アッ、いけない。不吉な船の名前を出してしまいました!)

   今夜のコースは・・・昨日の失敗に懲りて肉は避け、軽めのものをチョイス。デザート(スフレ?)は美味しかったです。

    

(カニ肉入りのスープ、シュリンプカクテル)

    

(帆立とマッシュルームのソテー&クリームソース、海老のグリル)

   7:30から6階のクラブで船長主催の「ウエルカムレセプション」があるというので、食事を終えると直行します。入り口で船長がにこやかに出迎えて記念撮影。(因みに今夜に限らず、至るところで専属カメラマンがバシバシ写真を撮っており、翌日にはショッピングモールに張り出され1枚$29.99で販売されます。従って残念ながら自分のカメラで船長とのツーショットを撮ることは出来ません。)

   船内ではアルコールは有料ですが、“歓迎レセプション”とあって、この場ではシャンパンやカクテルが大盤振る舞い。時間になると拍手に迎えられてクラブ中央ホールに船長が登場。

「・・・皆さんようこそ。船には2千人を超える方々が乗っておられますが、40数カ国の国々からお越し頂いております。 一番多いのがアメリカで九百○○人、次がイギリスから二百○○人です。一方、乗組員は八百○○人ですが、この船は“海のユナイテッド・ネイションズ”と言われるように、実に60を超える国籍の人間が集まって働いています・・・」と述べて、幹部から現場責任者まで10人余りを紹介しましたが、東西南北、皆異なった国々の人達でした。 (因みに船長Eric Tengelsenはオスロ生まれのノルウェイ人です)

スピーチが終わると、バンドの演奏が始まり、ダンスタイム。豪華客船らしい雰囲気が盛り上がってきました。ソファーで休んでいると、2組のカップルが「相席よろしいデスカ?」、「どうぞ、どうぞ!」

 奥方は愛らしいのですが、男性陣は強面で貫録十分。即座に映画「ゴッドファーザー」のファミリーの面々が脳裏に浮かんできて「オォーッ、ドン・コルレオーネ!」と言ったら、何故かこれが彼らに大受けし、瞬時にして和気合い合い。乾杯したり、ダンスの写真を撮り合ったり〜〜と愉快なひと時になりました。(彼ら二人はどう見てもシチリア系ですが、実際はカナダから来たそうです・・・勝手に登場させてゴメンナサイ)

       

(コルレオーネ・ファミリー?と)

   パーティが終わると、部屋で小休止の後、シアターへ。今夜は専属のシンガー&ダンサーによる「ブロードウエイミュージカルショー」。コールポーターの名曲から始まって「プロデユーサーズ」、「コンタクト」、「フォッス」(この3作品はよく知りませんが・・・)、「フル・モンティ」、「マンマミーヤ」といったミュージカルの名場面が次々とテンポよく披露されて、楽しい1時間でした。 終日クルージングでも退屈することなく、一日が短く感じられます。

 

4日目(12/7・火)・・・クルーズ3日目=パレルモ/シチリア島

 

 7:00にシチリア島・パレルモに入港。夜明けは7:03というので、二人して少し前に早起きしてデッキ12へ。澄み切った空気がひんやりとして心地よいです。二人で写真を撮っていると、デッキの清掃をしていたアラブ系の従業員が手を止めて近づいてきて「写真をお撮りしましょうか?」と、いくつかアングルを決めて撮ってくれました。乗務員は皆親切でサービスは行きとどいてます。

    

(パレルモ港の夜明〜日の出です)

   

(湾内には大きな船も停泊しています)

≪パレルモの歴史≫

 紀元前8世紀にフェニキア人によって町が開かれ、ギリシャとの交易で栄えたという。ポエニ戦役でカルタゴを破ったローマ軍がBC264年に上陸し、ローマの支配下におかれた。西ローマ帝国滅亡後は東ローマ=ビザンチン帝国の領地となったが、9世紀に入って北アフリカから侵攻したイスラム軍の手に落ち、以来約200年に亘ってイスラムの統治が続く間に人口30万人を超え、(因みに現在は68万人)絢爛たるイスラム文化が花開いた。キリスト教徒やユダヤ教徒も共存して他の中世ヨーロッパ都市には類を見ない繁栄を謳歌したという。

 11世紀に入って南イタリアに到達したノルマン人がシチリア全島からイスラム勢力を追い出し、パレルモをノルマン・シチリア王国の首都とした。これによりパレルモはノルマン=フランス文化とイスラム文化が融合した独特の都市文化を形成するようになったのである・・・。  

 オプショナルツアーは7:35集合と慌ただしいので、ツアーには参加せず自力で回ることにして、デッキ11のブッフェで腹ごしらえ。9時過ぎに上陸すると、辺りには観光タクシーの客引きがいっぱい。タクシーでの周遊は考えていないので地図だけもらって、少し離れた一般タクシーの待合いスポットへ。

此処でも当然「半日観光」を勧められましたが、「ノルマン王宮」までを頼みます。値引き交渉をしましたが、先方は15ユーロを譲らず、仕方なく言い値で応じて向かいます。初めは港から「徒歩」での探訪を考えていましたが、やっぱりタクシーに乗って正解。というのも、目指す「ヴィットリオ・エマヌエーレ大通り」はクルーズ船の船着き場からは結構距離があるうえに、「大通り」と言う割にはそれほど広くはなく(=車社会以前からの道なのでしょう、何しろ港方面に向かって一方通行なのです!)、港から向かうと、通りへの入り口を見つけるのに難儀したかもしれません。

王宮前の広場に着くと運ちゃんは「此処だよ!」と我々を下ろすとサッサと走り去っていきました。はて、何処が王宮の入り口なのか?通りかかった観光客らしき人達の後をくっついて行きましたが、これがハズレで、ヌォーヴァ門を潜ると州議会側に出てしまいました。

    

(左=ヌォーヴァ門、右=王宮の建物の州議会側)

入り口は軍人のような守衛がガッチリとガードしています。右手へ回り込もうと思ったら高い塀があって行き止まり。仕方なくもと来た道を引き返して、ようやく王宮の入り口へ。

    

(こちらが王宮への入り口とその建物)

歴史を感じさせるすり減った石の階段を上がると、パレルモ観光のハイライト=パラティーナ礼拝堂です。

ノルマン王宮は11世紀にアラブ人が築いた城壁の上に、12世紀に入ってノルマン人が増改築した建物で、その中にある礼拝堂はノルマン王ルッジェーロ2世の命により王宮付属礼拝堂として築かれた。ノルマン、アラブ、そしてビザンチンの各様式が融合した建築様式で、特にビザンチン・モザイクは圧巻と謂われている・・・。

 で、堂内へ一歩足を踏み入れると・・・天井から四方の壁と全面を覆った光り輝くモザイクに圧倒されてしまいます。

    

    

(左=天使に囲まれたキリスト、中=ペテロとパウロを従えたキリスト、右=イスラムとビザンチンの融合した床モザイク)

 折よく他の観光客が少なく、静謐な雰囲気の中で、この(=コンスタンティノープル、ラヴェンナと並ぶ)キリスト教美術の最高傑作と呼ばれるものをじっくりと観賞することが出来ました。(因みに。光り輝いているのは2007年に全面改修が完了したからだそうです)

 少し横に入ると穴倉のような通路があり、僧坊のような感じの部屋もありました。此処は照明と陳列ケースを除けば昔のままの感じですね。

入場券は王宮内観光とセットになっていますが、今日は議会開催日なので見ることができません。代わりにということでしょうか、別棟へと誘導(?)されます。アーチ型の天井を持つ部屋でフレスコ画が描かれていましたが、近世風の感じです。

      

さらに奥の階段を下りると、発掘中の遺跡のようなものが広がっています。なんでも最初にこの町を造ったフェニキア時代の砦跡だそうです。〜〜ということは、此処ノルマン王宮はBC8世紀(=フェニキア)からAD12世紀(=ノルマン王国)までの約2千年に亘る建造物を同時に見ることができるという面白い場所でもあるわけです。

    

(フェニキア時代の遺跡)

  ここでかなりの時間をとってしまいました。エマヌエーレ大通りに戻り、再びヌォーヴァ門を潜って向かうはカテドラーレ

1184年に創建され、その後14〜15世紀にかけての度重なる改築により創建当時の面影は無くなったそうですが、逆に様々な支配民族の様式を織り交ぜた、或る意味ではシチリアを代表する大聖堂だという。

「地球の歩き方」によれば、午前は13:30迄オープンということであるが、何故か正面の大扉はピタリと閉ざしており、中へ入ることは出来ませんでした。(残念!)

   

エマヌエーレ大通りを下って、マクエダ通りとの交差点にあるのがクアットロ・カンティ・・・その名の通り17世紀に旧市街の中心に造営された「四つ辻」で、交差点に面した4つの建物の凹型壁面を利用した彫刻で有名です。

      

さて、次は何処へ行こうか? ここで困るのがシチリアには南欧特有の「シエスタ」(=午眠)という習慣が残っているということです。なにしろお昼になると教会までお休みなんです。(神様も昼寝するのんかいな?) パレルモでは「市場」へ行こう!と決めていましたが、市場もシエスタになったら大変だ!ということで、歴史文化探訪より食い物を優先する夫婦は、次にカーポの市場へ向かいます。地図とにらめっこしながら、マクエダ通りを左折して進みます。好天気で気温はグングン上がって25度は超えている感じで、真冬だというのに汗ばんできます。

しかし、何ですな、歩道は無いに等しく、車の排気ガスもすごい。おまけに道行く人は男も女もかなりの人がタバコを吸ってはポイ捨て。排気ガスと紫煙が混ざって空気は最悪。一昨日現地ガイドが「バルセロナの空気汚染は世界一」と言ってましたが、此処はそれを超えるのではないでしょうか!(東京が天国に思えてきました)

3つほど辻を過ぎて細い横道=サン・アゴスティーノ通りを左折するとカーポの市場。どのガイドブックにも殆ど載っていないが、この市場が現在最も活気があるらしい。路地に入って暫くは繊維や雑貨の店が続く。諦めずにドンドン奥へ進むと漸く食品関係のエリアに到達。

    

    

 何故この市場へ来たかというと〜〜09年のイタリア旅行以来、我が家で“ハマっている”万能調味料が、「細かく刻んだドライトマトと少量のタカノツメをオリーブオイルに漬けこんだもの」。この春ニースの青空市で買ってきたドライトマトが底をつきかけており、そこでネット情報によるとこの市場で調達できるという次第なのです。生鮮品を売る店は沢山ありましたが、干物系は少なくやっと1軒だけ見つけました。1kg=6ユーロと格安です。

 目標物をゲットすると、妻が「歩き疲れたから少し休憩したいワ。シチリア名物のスイーツは無いかしら?」 喫茶店のような所を探して道を戻り、マクエダ通りを渡ったサンティニャツィオ・アッロリベラ教会(舌をかみそうな名前ですナ!)の近くにやっと喫茶店を見つけました。

 シチリアのスイーツと言えばカンノーロケースの片隅に残り1個を見つけてカプチーノと共に頂きます。因みにカンノーロとは“小さな筒”という意味で、パスタ生地を薄く延ばし、筒状に丸めて揚げた中にリコッタチーズをベースにしたクリームを詰めたドルチェ。実際に食べてみて「美味しいか?」と問われると{う〜ん、ちょっと微妙です!} イタリアのドルチェとしてはナポリ名物の「スフォリアテッラ」のほうが上だと言えましょう。

    

(左=今回のカンノーロ、右=スフォリアテッラ)

 一息ついたので、再びマクエダ通りに戻って向かうはマッシモ劇場。パレルモ出身の建築家フィリッポ・バジーレの設計により22年の歳月をかけて1897年に完成した、客席数3200とヨーロッパ屈指の規模を誇る大劇場(因みに有名なミラノのスカラ座は2300席)ということであるが、私にとってはコッポラ監督「ゴッドファーザー・パート3」のラストシーン・・・ドン・マイケルの息子の初舞台の裏で敵方のマイケル暗殺計画が進行し、舞台がはねてマイケル一家が大階段に出てきたところで、愛娘が誤って暗殺されてしまう・・・のロケ現場として印象深いのであります。

 近付いてみると、なるほどネオクラシック様式の堂々たる大建築です。

    

 周囲には高い鉄製の塀が張り巡らされており、劇場内はおろか敷地内にも入れないのかと一瞬心配しましたが、正面の門扉に近づくと、ガードマンが扉をあけてくれました。マイケル(=アル・パチーノ)が倒れた愛娘(=ソフィア・コッポラ)を抱きしめた階段を上がります。左右の彫刻が見事です。

    

  劇場内へは予約した見学ツアーでないと入れません(因みに映画でマイケルの息子が歌うオペラのシーンは此処ではなく、ローマ・チネチタのスタジオセットで撮影されたそうな・・・当時此処は改装中で撮影不可だったらしい)が、ロビー迄は入ることができます。ロビーも堂々たるもんです。

   

 さて、昼食はどうしよう?・・・「地球の歩き方」に出ていたレストランで、先ほどの喫茶店からほど近いアンティーカ・トラットリア・ダ・トトにします。喫茶店から先を進むと、ガイドブックに出ている市場通り。いろんな店が出ていますが、やっぱりカーポ市場のほうが賑わっています。魚屋の屋台が並ぶ広場に出て、三差路のような路地を左折すると、古めかしい食堂がありました。看板を見ると確かにTOTOと書いてありますが、間口も狭くウラ寂れた佇まいは、ちょっとドアを開けるのを躊躇してしまいます。「歩き方」に出ていなければ、絶対に入らなかったでしょう。

      

 恐る恐るドアを開けると〜〜中には4人掛けのテーブルが5つほど。手前の席で地元のおじさんが3人、しゃべくりながらスパゲティを食べています。まさに地元の食堂と行った感じです。ところが出されたメニューにはなんと日本語メニューが書いてあるのです。≪マチガイがあったらナオシテクダサイ≫なんて書いてあります。「歩き方」に誘われて結構日本人が訪ねてきているのでしょう。

   

(右=手前は店のオーナーらしい?)

 で、このレストランの感心したところは「アンティパスト=前菜」です。入り口近くに15品近くの料理の皿が並べてあります。前菜をオーダーすると、ポンと大皿が渡されます。この皿に好きなだけ盛ってなんと5ユーロなんです。 半信半疑で遠慮がちに盛ってみましたが、本当に€5でした。(もっと盛ればよかったなぁ!)大ぶりのスキャンピー(手長海老)がミソもたっぷりで美味しかったです。・・・たまには「地球の歩き方」が役立つこともあります!・・・

   

 シーフード・スパゲティもまずまずのお味でした。(ボンゴレが無かったのは残念!)

   

(最初に山盛りのパン、スパゲッティはムール貝がいっぱい!)

 その後は腹ごなしを兼ねてクアットロ・カンティに戻り、プレトーリア広場へ。近くのサン・カタルド教会は残念ながら「シエスタ」中なので付近を散策して旧市街観光を終了です。

    

 エマヌエーレ大通りを歩いて港方面に向かいます。16:00出航なので乗り遅れないようにしなくては・・・。

   

(エマヌエーレ大通りとヨットハーバー)

   

(港に停泊するブリリアンス号)

  妻にせかされて3:30過ぎに帰船しましたが、デッキから眺めていると出航時間の4時を過ぎても大勢の人が波止場を歩いています。で、出航は4時半。おそらく生涯で一度のシチリア=パレルモの出航を名残惜しく眺めておりました。

    

    

    

(左&中=パレルモの日没です、右=妻は部屋の窓から眺めていました。)

 さて、6時になると夕食です。私は前菜を2品=生ハム&メロンとフルーツのスープ、妻はギリシャ風サラダ?

    

 メインはステーキと白身魚のソテー。初日のプライムリブと違ってこのステーキは美味しくて完食しました。

   

   

(デザート・左=ベリー系のチーズケーキ、右=クレームブリュレ)

 今夜のショーは「エルトン・ジョンのそっくりショー」。私は音楽はなんでも好きだが、ロックはダメなので、イギリスロック界の大スターであるエルトン・ジョンの名前は知っていても、その歌やステージは全く知らない。今夜演じているのはJonathan Kaneという人らしい(同姓同名の有名なキーボード奏者がいるらしいが勿論別人)が、写真で見るジョンと姿形もそっくりで、客席の湧き具合からすると、派手な演奏とエネルギッシュな歌いっぷりやシャウトとアクション(終盤ではピアノに片足のせて踊ったり・・・)はジョンのステージにそっくりなんだろうと想像出来る。なんとも楽しいステージでした。

   

 (写真は本物のジョンですが、本当にこの本物にそっくりでした!)

 

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